そして、2週間が経過した・・・
友哉さんは再びアメリカへもどり
私はプロポーズの答えを出せずにいた。
仕事の合間、休憩室でコーヒーを
飲んでいると香取さんがやって来た。
「なんか、悩んでいるみたいだね。
相談に乗るよ」
香取さんは私の右横に座った。
「実は・・友哉さんからプロポーズされたの」
「それりゃあ!よかったじゃないか!
おめでとう!」
香取さんは凄く喜んでくれている。
この人も私の幸せを
心から祈ってくれているのがわかるよ
「でも、いっしょにアメリカへ行こうと
言われているんです。」
「え???いやなのかい・・?」
「このままアメリカへ行ったら
珠理奈と二度と会えなくなる気がするんです」
私はテーブルに置いてある紙コップを
両手でいじりながら言った。
「そんなことはないよ、
絶対に結婚式には現れるよ!
俺が報告するから・・」
「はい、正式に決まったら報告しますね。」
私があまり乗り気ではないことに
香取さんも気づいているようだった・・