片想いFinally ー喫茶グリーンー 31 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

珠理奈は本人の希望で

常連客達には別れを告げないまま

店を去ることになったのだ・・

 

最終の金曜日、午後17時

珠理奈のバイトが終了する時間

を向かえた。

 

店内は疎らである。

 

「珠理奈、上がっていいぞ!」

 

「いえ・・今日は最後までいます」

 

「暇な店なんだから、

 引越しの準備とかあるだろ?

 いいから、帰りな!」

 

「はい・・・わかりました。」

 

珠理奈はエプロンを外し

仲居の近くに行きに挨拶をする。

 

「マスター・・ありがとうございました。

 この1年間、楽しい毎日でした。

 元気でいて下さいね。」

 

「おまえもな・・

 また、いつでも帰ってこい、

 すぐに雇ってやるからな!」

 

仲居は右手を差し出し、珠理奈と

握手した。

 

「はい!また、遊びに来ますね」

 

珠理奈はそう言って、店の外に出て行った。

 

仲居は見送ることもなく、

 

流しで食器を洗い出した

 

いつもと変らない仲居であった