アイシテラブル8 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

その後、私は部活へと急いだ。

 

先にもう珠理奈が走っていたので

 

私も準備運動を急いで行い

 

グランドを走り出した。

 

すぐに珠理奈の横についた。

 

「遅かったね?なにかあったの?」

 

珠理奈が

進行方向を向きながら尋ねてきた。

 

「親から電話がかかってきて

 長引いたの。」

 

私はそう言いながら、

珠理奈の様子を伺っていた。

 

そして、走り終わった後も

珠理奈を観察したが

 珠理奈に違和感はなかった

 

「どうしたの?

ずーと私の様子を伺って?」

 

帰り道珠理奈が訪ねてきた。

 

もう、隠してても仕方ないよね。

 

ずばり訊こう。

 

「珠理奈って、

心室中隔欠損症なの?」 

 

「なんでそれを??」

 

珠理奈は立ちどまった。

 

「あ!七瀬に訊いたんだね。

だから、今日、部活に来るのが

遅れたんだね」

 

「うん、西野さん心配していたよ。」

 

心室中隔欠損症は

もう子供の頃に自然治癒してるよ。

七瀬が変に勘ぐりすぎるんだよ。

私はもう気兼ねなく

マラソンに没頭したいんだよ。

だから、玲奈も心配しないで。

 

珠理奈は微笑んだ。

 

珠理奈がそこまで言うんだから

 

これ以上は

下手なことは言わない方がいいよね。

 

「うん、わかった、

ごめん、変なことを訊いて」

 

「心配してくれたんでしょ。

ありがとう。」

 

この話しはこれで終わったと

思ったんだ・・・・・・