不協和音43 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

梨加と別れた玲奈は由依と落ち合う。

 

由依にも愛想よく接し、

楽しく会話していた。

 

「由依・・・明日、職員の皆さんに

お別れ会を開いてもらえるので

一緒に帰れないの。」

 

「え・・・・今日で最後なんですね。」

 

由依は涙を流しだした。

 

そして、車内にいる人のことなど

お構いなしに

玲奈の胸に飛び込んだ。

 

軽く抱きしめる玲奈。

 

「駅に着くまでこうしていて良いですか?」

 

「いいよ・・・」

 

由依は目をつぶって

玲奈との思い出を噛みしめた。

 

やがて無情にも駅に着く。

 

「明後日の土曜日に

必ず連絡を入れるからね。」

 

「はい・・・」

 

由依は消え入るような声を出す。

 

玲奈はホームに降りると

電車が発車するまで、

由依に顔が見れる位置に立ち続けた

 

由依は玲奈に言葉を投げる

 

「先生・・・・好きです。

本当に好きです。」

 

ニッコリ微笑えんで受け止める玲奈。

 

そしてドアが閉まった・・

 

由依は玲奈を失うかもしれない恐怖が

体を支配していた。