素敵な罪悪感 19 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

珠理奈は頬を押さえながら

歩いて駅に向かっていた。

 

玲奈の涙を流した哀しげな表情が

脳裏に浮かんで消えずにいたのだった。

 

いままで、女性を

振ってきたことは数知れず、

 

そのときはまったく気にすることもなく

 平然といられたのに、

 

今回だけは罪悪感が溢れ出て来る。

 

(なんなのこの感覚は・・・

なんで、私はこんなに辛いの??)

 

珠理奈はそんなことを忘れるために

 

もう一人の恋人・西野七瀬のマンションに

転がり込んでいた。

 

「珠理奈から、私のマンションに来るなんて

珍しいじゃない?どうしたの?」

 

七瀬がイスに座っている珠理奈に

コーヒーを差し出した。

 

すると、珠理奈は七瀬の腕をつかみ

 

そのまま床に押し倒したのだ。