講義が終わるとすかさず、
珠理奈は玲奈に話しかける。
「ねえ、今日の講義はもう終わりでしょ?
少しお茶でものまない!」
さっそく、玲奈をナンパする珠理奈であった。
「え??少しならいいけど・・・」
珠理奈の屈託のない笑顔と
太宰治に興味があったことで
玲奈は、珠理奈の誘いに乗ったのであった。
「ようやるわ~~~」
彩達はあきれ顔だった・・・
珠理奈は玲奈をキャンパスにある
談話室に連れて行き、
自動販売機でアイスミルクティーを買って
玲奈にもっていった。
「ありがとう。」
「いいえ、改めて松井珠理奈です。
よろしくね。玲奈ちゃん。」
「松井玲奈です。よろしく、松井さん」
「名前で呼んでよ!珠理奈でいいよ。」
「え??いきなり・・・」
「うん、呼んでみて。」
「…珠理奈」
少し照れくさそうにする玲奈であった。