命は美しい17(終) | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

 

「玲奈さんじゃないですか??

 私です。堀未央奈です。」

 

こがらな女性は懐かしそうな顔で話しかけてきた

 

「未央奈さん・・・」

 

玲奈ちゃんは驚いて立ち止まっている。

 

「玲奈ちゃん!知り合いなの??」

 

私は立ち上がり傍に行って尋ねた。

 

「・・・・・・」

 

玲奈ちゃんは無言だったので

未央奈さんが答えた。

 

「私は、2年前死にたいと思って

 SNSにそのことを書き込んだんです。

 そしたら、玲奈さんが

 熱心にメッセージをくれて

 命は美しいものだよ。

 簡単に消したらだめだよと

 なんども連絡くれたんです。

 そして、直接会って

 私を元気づけてくれて、立ち直らせてくれた

 命の恩人なんです。」

 

「未央奈さん・・・元気そうで何よりです。」

 

玲奈ちゃんは嬉しそうな顔をした。

 

暫く雑談をして未央奈さんは去っていった。

 

「玲奈ちゃんはきっと、

 多くの人を救っているんだよ。

 きっとこれからも救っていくはずだよ。

 だったら、私はそんな玲奈ちゃんの

 オアシスになりたいの

 これからどんな現実が待っていようと

 私は玲奈ちゃんと 一緒にいたいの。

 愛してるから!!

 愛してるの!!玲奈ちゃん。」

 

すると、玲奈ちゃんは泣き出した。

 

「私も珠理奈を愛してる。一緒にいたいよ」

 

玲奈ちゃんは私の胸に飛び込んできた。

 

私はその細い体を力強く抱きしめた。

 

「もう、玲奈ちゃんを疑わないから。

 私とつき合ってください。」

 

「うん!!」

 

私達は周りの目を気にせず抱擁した。

 

これから、どんな出来事が待ち受けているか

わからないが。

 

私は自分の信じる道を進み、

 

玲奈ちゃんをサポートしていく。

 

きっと、彼女は生まれ持った使命感で

 

これからも多くの人の力になるだろう。

 

玲奈ちゃん・・・

 

もう迷わないからね。

 

君といつまでもいるからね。

 

同じ未来を歩こうね

 

―FIN―