不器用太陽2 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

私と玲奈ちゃんの家は

自転車で5分ぐらいの距離なんだ。

 

だから、玲奈ちゃんは

頻繁に私の家に遊びに来る。

 

もう、彼女とは15年以上の付き合いなんだ。

 

いつも一緒に居た私達。

 

いつの間にか私は

君のことを好きになっていた。

 

でも、言い出せなかったんだ。

 

この関係を壊したくなかった・・・

 

ただそれだけのことで

私は君に告白できずにいる。

 

臆病だと罵られるかもしれない。

 

でも、私は君を失いたくない。

 

だから、言えずにいるんだ。

 

「どうしたの?

 さっきから黙ったまんまだね?」

 

玲奈ちゃんは電車で海に

向かっている最中に

考え事をしていた私に話しかける

 

「玲奈ちゃんと出かけるの

久しぶりだなあと思って。」

 

「高校時代はよく出かけたよね。」

 

玲奈ちゃんは私の顔を直視して話してくれる。

 

でも、私は玲奈ちゃんのことが好きすぎて

 

彼女の顔を見ることができずにいる。

 

彼女の視線が私の横顔を見ているのが

よくわかる。

 

そんなに見ないでよ。

 

この気持ちを押さえられなくなるから・・・