玲奈と珠理奈(特別編)~そして誰もいなくなった~22 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

包丁を手にした玲奈はゆっくりと

歩いて珠理奈のほうへやって来る。

 

「冗談はやめてよ!玲奈ちゃん!」

 

珠理奈は立ち上がりあとずさりした。

 

玲奈は包丁を手に持ち

珠理奈に突進していく

 

珠理奈は素早くよけてた

 

「お願い!玲奈ちゃんやめて!」

 

「・・・・・・」

 

玲奈はもはや言葉を発しなかった。

 

 もう一度玲奈は包丁をもって突進するが

 珠理奈が玲奈の手を掴みもみ合いになる

 

すると包丁が玲奈の手から離れてゆかに落ちる。

 

玲奈は拾おうとするが、

珠理奈が玲奈の体をつかみ

ソファーにともに倒れこむ。

 

玲奈は珠理奈の上に乗り

首を両手で絞める。

 

「やめて・・・玲奈ちゃん・・・苦しい・・・」

 

「ごめんね!珠理奈・・・」

 

玲奈の目から涙が零れ落ちた。

 

玲奈は最後に力を振り絞った。

 

やがて、珠理奈の動きが止まった。

 

玲奈は珠理奈を

殺してしまったことを自覚する。

珠理奈はソファーで

息絶えているようであった。

 

放心状態の玲奈は

床に落ちてある包丁を拾った。

 

そして、入り口へ歩き出す

 

「珠理奈・・・ごめんね、

 ごめんね!珠理奈~~」

 

玲奈は叫んで、

入り口に背中を向けて座り込んだ

 

しばらく考え込んだ後に

もっていた包丁を自分の腹部にさす。

 

血が腹部から流れ出す。

 

やがて玲奈の首がガクンっと下がり

動きが止まったのだ。

 

3日目 午前11時

 

そして、この島には誰もいなくなった・・・