成宮さんは怪しくて
得体の知れないオーラーを醸し出していた。
これが本当の彼で、前は猫を被っていたのね。
「なぜ、珠理奈と別れたんですか?」
「さあ、なんでかなぁ~?」
成宮さんは含み笑いをした。
「珠理奈は訳がわからず
深く傷ついているんですよ。」
「そうなの?
でも、理由を聞いたらもっと傷つくよ!」
「どう言うことですか?」
「知りたい??」
「茶化さないで下さい!」
「俺さあ~最初から珠理奈のこと
好きじゃ無かったんだあ~」
成宮さんはそう言いながら
ベンチから立ち上がった。
そして、彼の口から
驚愕の事実を聞くことになる。