サヨナラの眼差し―哀しみの黒いコート―19 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

玲奈の目が獲物を捕らえるような

目に変化した。

 

そして、押尾のマンションへ足を運ぶ。

 

玲奈は入口のインターホンを鳴らした。

 

「だれ??あんた?」

 

押尾の問いかけに玲奈は笑顔で応える。

 

「車の訪問販売なんですけど、

少しお時間はよろしいでしょうか?」

 

女好きの押尾は玲奈の美貌に食い付き

すぐに部屋に招き入れた。

 

押尾の部屋は13階にある。

 

玲奈は指紋を残さないように手袋を着用した。

 

玄関前に来ると、再びインターホンを鳴らす玲奈。

 

すると、ドアが開いて、押尾が顔をのぞかせる。

 

「まあ、入んなよ!」

 

押尾はにやけながら、玲奈を誘導した。

 

先に押尾がはきものを脱いで

部屋に上がり込んだ時だった・・・

 

「押尾さん・・・地獄でもお父さんに

守ってもらいなよ!」

 

「なに??」

 

押尾が振り向いた瞬間だった・・・

 

玲奈はコートの左手の裾から

アイススピックを抜き取り

押尾の心臓をつき刺したのだ。

 

そして、素早くハンカチで口を抑える。

 

「ぐ;sぉd」

 

声にならない声を発する押尾であった。

 

やがて、すぐに膝からくずれ落ち、

押尾は絶命したのだった・・・

 

「あんたにこんな綺麗な部屋は

似合わないよ。」

 

玲奈そう言って、部屋をあとにした。

 

   

 

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