私が到着すると、彩とみるきーが
刺すような視線を私に送ってきたが、
私は優越感に浸っており、良い気分だった。
「おはよう!珠理奈!大丈夫!」
「はい!すいません、遅れて・・」
優子さんが声をかけてくれて
自分の席へと向う。
私の席はみるきーの左横。
「もう、ずるいわ~玲奈さんに
起こしてもうて!」
みるきーが小声で私が座るなり囁いた。
「だったら、起こしてくれたらよかったじゃん!
ラッキーだったよ!」
私は手を合わせて、目の前の朝食を
食べ出した
目覚めに玲奈ちゃんの顔をみれて
私は清々しい気分で朝食をたいらげたんだ。
部屋に帰りチェックアウトの準備にはいる
と彩とみるきーが詰め寄ってきた。
「あんた、まさか二人きりになったことを
いいことに、玲奈さんに何んかしたのと
ちゃうやろなぁ!」
彩が怒った顔で言ってきた。
「まさか、キスしたんちゃうやろな?」
みるきーが想像を膨らましていた。
「さあね・・ご想像にお任せします。
でも、いいことをしてもらったよ・・」
私は思わせぶりに言った。
でも、その言葉に彩達は
「あ~~キスしたんか~~」
「こうなったら、間接キスするわ~」
二人は私の唇を奪いにきたんだ。
「水を飲ましてもらった、だけだよ」
無茶苦茶だな、この二人は・・・
仮に私が玲奈ちゃんとキスしていても
玲奈ちゃんの唇の感触なんて
わからないはずだよ・・・
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