そして朝、私を呼ぶ声がする
「珠理奈~~朝だよ!ご飯だよ!」
・・・・・・頭が痛い
意識が朦朧とする・・・
昨日は飲みすぎたかな?
もう少し寝かせてよ・・・
でも、だれだ私を起すのは?
彩か?みるきーか?
私は薄ら目を開けたんだ。
なんと、私の瞳に飛び込んできたのは
玲奈ちゃんではないか!
「うわぁ~~~」
私は飛び起きてしまった。
その反応があまりにも凄かったんで
玲奈ちゃんも驚いていた。
「びっくりした・・・どうしたの?」
玲奈ちゃんが胸を押さえながら訊いてきた。
いや・・だって、こんなに
近くに玲奈ちゃんの顔が
あるんだから・・・
そりゃ、驚くよ!!
「・・・別に・・・玲奈ちゃん
起しに来てくれたの?」
「もう、みんな食べだしてるよ!」
玲奈ちゃんは笑顔でこたえてくれた。
後で聞いた話だが、みるきーと彩が
私が爆睡していることを良いことに
私を放置して朝食会場で玲奈ちゃんに
近づこうとしたらしいが
私がまだ寝ていることを知った
玲奈ちゃんがワザワザ起こしに来てくれたんだ
彩達の策略が私にとっては良い方に
転んだんだ。
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