珠理奈は玲奈が去った後も
その後ろ姿を見えなくなるまで
見つめていたのだった・・・
「どうしたの?そんなに見惚れて!」
「わ・・・なんだ、真那か!おどろかせないでよ」
なんと、珠理奈の後ろに真那が立っていた。
「最近、玲奈綺麗になったね!」
元々、天然な性格の真那は
珠理奈の気持ちには気付いていない。
「そうだね・・・」
「今日は愛李とデートって言ってたから
ひょっとして、今晩あたり一線越えたりして!」
まったく悪気のない真那である。
「それは、それでめでたいことだよ!」
珠理奈はそう言って、走り出したのだった・・・
一方、玲奈は先に行っている愛李の元へ。
「ごめん!遅くなって!待った?」
玲奈は時計を見ながら待っていた愛李に言った。
「今、きたところ!・・・
なんて、これが言いたかったんだ!」
愛李は爆笑した。
愛李は同じ寮に住んでいるので
待ち合わせ気分を味わう為に先にきていたのだ。
「愛李ってこう云うところ可愛いいよね!いこ!」
玲奈と愛李は映画館へと足を運んだ。
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