そして、発表が・・・
「では、死んでもらうのは・・・
柏木由紀!!おまえだ!!」
「え??なんで私よ!何考えているの?
私が一番心がこもっていたはずよ!
他の3人なんて全然じゃないの!」
「うるさい!おまえの死は決定だ!」
そんなあ・・・・
私は腰が抜けて座り込んでしまった。
そして、目差し帽を被った男二人がはいてきて
私を取り押さえた。
「いやあ・・・助けて・・私まだ、死にたくないの」
すると、男が帽子をとって顔をさらけだした。
なんと、一人は健二だった・・
「あんた生きていたの・・・」
「ああ、お前のその絶望の姿が見たかったんだ
全員俺が雇ったひとばかりだよ」
「え??じゃあ、貴方達も?」
私は周りの女性を見渡した。
うなずく女性たち。
「訴えるからね!健二!いい加減にして!」
「ああ、かまわないよ!おまえのその絶望の顔が
愉快でたまらんわ!」
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
こうして、由紀さんと健二さんは長々と口げんかしていたんだ。
でも、割のいいバイトだったなあ・・
「玲奈ちゃん、帰り美味しい物でも食べて帰ろうよ!」
私は少し前を行く玲奈ちゃんに追いついた。
「そうだね、行こうか!」
人間の憎悪は怖いけど面白くもあるね
また、人の憎悪に触れてみたいなあ・・・・
~FIN~