キスだって左利き~アイガアル~20(終) | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

授業が終わり放課後を迎える。

 

それぞれがクラブ活動へ向かう時

玲奈が珠理奈に声をかける。

 

「ねえ~今日こそ一緒に帰りたいんだけど

部活が終わったら、見に行っていいかな?」

 

「うん、いいよ!まってるよ!」

 

珠理奈はそう言って、部活へと向かった。

 

午後5時前に玲奈は美術部の活動を

終え珠理奈がいるグランドへ向かう。

 

珠理奈はスタートの練習をしている。

 

暫く珠理奈の姿を眺め

自分がいかに恵まれているか実感する。

 

(こんな素敵な子が親友でいてくれるんだ。

私はネガティブになりすぎたよ)

 

やがて、練習が終わると玲奈は珠理奈に声をかける。

 

「珠理奈~~お疲れ様!」

 

玲奈が右手を挙げて手を振った。

 

珠理奈はタオルを首に巻いた状態で

左頬の汗を拭いながら

 

「あ!玲奈ちゃん!今、着替えるから待っててね!」

 

部室へ着替えに行く珠理奈。

 

着替え終わると彩が珠理奈に声をかける

 

「珠理奈!帰り、パフェでも食べにいかんか?

玲奈も一緒に!」

 

「ごめん!今日は玲奈ちゃんと約束してるんだ!

また行こうね」

 

珠理奈は右手を立てて、左目をつぶり謝罪した。

 

「そうか!じゃあ、また明日な!」

 

彩が先に部室をでると、外で待っている玲奈と

目が合った。

 

「お先!玲奈!もうすぐ珠理奈は出てくるからな!」

 

彩は手を挙げて帰って行った。

 

「さよなら!山本さん!」

 

玲奈が言ったすぐ後に珠理奈が出てきた。

 

「おまたせ!帰ろうか!」

 

二人で自転車置き場へ移動する。

 

「なんか、二人乗りするのが久しぶりだね!」

 

玲奈が嬉しそうに言いながらペダルをこぐ。

 

「この背中久しぶり~~」

 

珠理奈は頬を玲奈の背中に擦りつける。

 

軽快に走り出す自転車

 

玲奈が口を開く~

「珠理奈~~」

 

「なぁに~~」

 

「友達でいてくれてありがとう!」

 

「なによ、今更、それはこっちのセリフだよ!」

 

二人は笑顔で会話を交わした。

 

玲奈は思う・・・

 

珠理奈とこの学校で出会えたのは

 

神様が与えてくれチャンスだと!

 

内気で、思ったことを素直にいえない自分を

強くしてくれる存在が珠理奈なんだと・・・

 

珠理奈と学園生活をおくることで

自分は精神的にたくましくなれる・・・

 

そして、いつかきっと、珠理奈に

本当の気持ちを伝えることがきっとできる

 

前向きな気持ちの玲奈だった・・・

 

自転車にのる二人に、街灯があたり

 

遠くから見ると二人のシルエットが

光り輝いているよう映るのであった・・・・

 

~FIN~

 

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