チョコの奴隷4 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

昼休みになり、私はちゅりとお弁当を食べていた。

 

「珠理奈さんが一人に絞るって今、つき合っている

 人から絞るのかな?」

 

ちゅりが悲しそうな表情をする。

 

数人の女性とつき合っているから

 

そのうちにその中の一人の加わるのが

 

ちゅりの目標だっただけに

 

珠理奈の宣言はちゅりに

 

大きな不安を与えたのだ。

 

「そんなに気になるなら聞いたら?」

 

「玲奈は冷たいね・・・私がこんなに

 

 悩んでいるのに!」

 

「だったら、告白したらいいじゃん!」

 

私はめんどくさくなっていた。

 

「できないから、バレンタインの

 力を借りてチョコに祈りを込めて

お願いしているのよ。チョコ様

お願いします。なんでもしますから

私の恋をかなえて下さい。」

 

はあ・・チョコにお願いするって・・なに?

 

「ほんと、ちゅりたちはチョコの奴隷よね

 なんで、そこまでチョコに卑屈になってるのよ!」

 

私は呆れて言った。

 

「2次元しか興味のない玲奈には

 分からないわよ!」

 

ちゅりに返された。

 

たしかにそうかもしれない。

 

人を恋愛対象として見たことが生まれて

 

このかたなかったかもしれない。

 

「わかった、わかった応援してるから!」

 

「ホント、玲奈ありがとう!」

 

なんとかちゅりの機嫌がなおってくれた・・