今日は68回目の終戦の日です。

そのためか、普段は滅多に観ることのない戦争映画を、ついさっきまで観ていました。「男たちの大和」です。

戦艦大和といえば、アニメの影響もあって名前ぐらいは知っている人も多いと思いますが、その最期がどのようなものだったのか、りゅう坊は知りませんでした。戦死することを前提とした特攻作戦だったんですね。

今、日本は戦後かつてないほどに再軍備の機運が高まっているように思います。隣国が軍事的挑発を繰り返している中で、国防軍の保持が必要であるという意見は、間違いとは言い切れません。

また、集団的自衛権の行使も、避けては通れないことなのかも知れません。例えば、何人かの友人と何処かへ遊びに行ったとき、暴漢に友人が襲われたら、助けようとするのは当然です。りゅう坊が危ない時に助けてくれる友人に対して、「俺が危ない時は助けてくれ。けど、お前が危ないときは助ける気はない」とは言えませんよね。

ただ、戦艦大和もそうだし、神風特攻隊もそうですが、結局犠牲になるのは「若い人達」です。そして、武器を持たない一般国民が巻き込まれ、命を落としていくのが「戦争」です。その一方で、命令を出す側の人間は、必ずしも責任を取るワケではありません。例えば、神風特攻隊の発案者も、多くの命を散らせておきながら、戦争が終わった後も生き延びて国会議員になったりしているのだから、信用できるものではありません。

りゅう坊の祖父も、終戦間際になって召集され、「すぐそばに爆弾が落ちてきたこともある」と言っていました。奇しくも、今の自分と同い年でした。そう考えると、りゅう坊にとっても他人事ではない状況になっています。日本が「戦争をする可能性のある国」にすることの是非を、みんなで考えなければならない時代です。

特攻はいけない…