朝日杯FSはこの2頭に注目！

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　今週は朝日杯FSが行われます。早速、奥田さんの注目馬を教えて下さい。

奥田隆一郎（以下、奥）　まずはカヴァレリッツォ。直結コースの中京芝1600mで新馬を上がり最速で差し切り。2着馬に0.8秒差をつけて圧勝したよね。

編　そうですね。

奥　そして前走は直結コースの京都芝1600m外で行われたデイリー杯2歳Sを2着に好走。勝ち馬と同タイムの接戦に対して、3着馬には0.9秒差をつけた内容は高く評価できる。前走は勝ち馬が中3週のローテも良かったけど、カヴァレリッツォは休み明け緒戦。その前走をひと叩きされて上積みが見込めるので、全身が期待できる。同距離でいい内容のレースを続けているし、今回もマイル戦で好勝負になるよ。

編　続いては？

奥　リアライズシリウスもいいね。直結コースの東京芝1600mで新馬を勝っているんだけど、スピードの違いで逃げたうえに上がり最速の末脚で1.2秒差の圧勝。

編　強かったですよね。

奥　前走では直結コースの新潟芝1600mで行われた新潟2歳Sを0.7秒差で圧勝。同距離のマイル戦で連勝。どちらも逃げ。先行から直線で後続を引き離す余裕のある勝利で、G1でも好勝負が期待できるよ。現時点ではこの2頭かな

編　わかりました。ありがとうございました。

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阪神JFの注目馬2頭をチェック！

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　今週は阪神JFが行われます。早速、奥田さんの注目馬を教えて下さい。

奥田隆一郎（以下、奥）　まずはタイセイボーグをチェック。この馬は直結コースの新潟芝1600mで行われた新潟2歳Sを6番人気2着に激走。新潟2歳Sは勝ち馬が牡馬で。牝馬が2〜5着だったレース。このレースを牝馬最先着したのは評価できるよ。

編　アルテミスSも3着に好走していますしね。

奥　そう。その東京芝1600mも直結コースなんだ。アルテミスSは最内枠から出遅れてほぼ最後方の位置取りになったんだけど、上がり最速で差しての3着好走だったよね。

編　そうですね。

奥　今回と同距離の芝1600mで重賞の激走を続けて、マイル適性の高さと末脚の鋭さが高評価。休み明けを叩いての上積みも見込めるので、発馬五分で好勝負になるよ。

編　続いてチェックするのは？

奥　ミツカネベネラ。直結コースのアルテミスSで9番人気2着に激走した実績があるよね。

編　そうですね・

奥　阪神JFで馬券になる馬は、前走で直結コースの東京芝1600mを激走した馬が多いので、アルテミスSを人気薄で連対したのは高く評価できる。アルテミスSの勝ち馬は引退してしまったので、強敵不在のメンバーならミツカネベネラの好走に期待できるよ。現時点ではこの2頭かな。

編　わかりました。ありがとうございました。

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チャンピオンズCはこの2頭に注目！

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　今週はチャンピオンズCですね。さっそく奥田さんの注目馬を教えて下さい。

奥田隆一郎（以下、奥）　まずはウィルソンテソーロ。一昨年と去年、2年連続でこのレースを2着に好走しているよね。チャンピオンズCは前の年に馬券になった馬が再激走しやすいレースなんだ。

編　たしかにリピーターが多いですよね。

奥　でしょ？　狙い目なんだ。ウィルソンテソーロは、今年の春こそ海外と大井で崩れたけど、立て直して秋緒戦に南部杯を圧勝。しっかり復調してきた。この秋のたたき3走目の良化と、得意コースが舞台で激走が期待できるよ。

編　なるほど。

奥　続いてはペプチドナイル。直結コースで行われたフェブラリーSの勝ち馬だよね。

編　そうですね。去年のチャンピオンズCは5着でした。

奥　そうそう。圧倒的1番人気のレモンポップが逃げ切ったレースで、同馬は2番手から積極的に捕らえにいった内容は良かったよ。去年は相手が強くてラストで末脚が鈍ったけど、そのレモンポップがいないメンバーなら大駆けがあり得る。長期休養明けを叩いての上昇と昨年以上の好走を期待して、穴馬として注目だよ。現時点ではこの2頭かな。

編　わかりました。ありがとうございました。

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ジャパンCの注目馬はこちら

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　さあ、ジャパンCです。東京芝2400mで行われます。

奥田隆一郎（以下、奥）　ジャパンCはかなりわかりやすい傾向があって、近5年のジャパンCの1〜3着馬15頭中12頭が、同コースの東京芝2400mで行われるダービーかオークスを1〜3着に激走していたんだ。

編　たしかにわかりやすい（笑）。

奥　日本の競馬って牡馬はダービー、牝馬はオークスを目指すので、ダービー、オークスを勝つために生産、育成、調教が行われ、ローテーションも組まれることになる。つまり「日本の強い馬＝東京芝2400mに対する適性が高い馬」になりやすいんだ。

編　そうですね。

奥　古馬の最高峰のレースと言えるジャパンCも東京芝2400mで行われるので、ダービーかオークスの激走馬が活躍しやすいという仕組みだよね。実際、昨年のジャパンCはダービーの1、3着馬のよるワンツー決着で、一昨年は1着がダービー2着馬、2着がオークス1着馬、3着がオークス1着馬と例年通りの結果だったよ。

編　ではそれを踏まえて奥田さんの注目馬を教えて下さい。

奥　まずはダノンデサイル。

編　去年のダービー馬ですね。

奥　そう。さらに今年の春はほぼ同距離のドバイシーマクラシックで海外G1を制覇している。菊花賞は距離が長くて凡走したように、同馬のベストは2400m。前走は中距離2050mの海外レースを5着に負けたけど、距離を延長して2400mに替わるのはプラス材料。ダービー以来の東京芝2400m出走で好勝負が期待できるよ。

編　続いてチェックするのは？

奥　シンエンペラーもいいよ。去年のダービーで7番人気3着に激走しているよね。

編　そうですね。で、去年のジャパンCを8番人気2着に激走と。

奥　東京芝2400mのG1で人気薄の激走を繰り返しているんだ。前走で予定していた凱旋門賞よりも東京芝2400mのほうがあっているので、凱旋門賞を回避して立て直した効果に期待がもてる。今年も人気はなさそうだし、適性の高さを活かした大駆けが期待できるよ。現時点ではこの2頭かな。

編　わかりました。ありがとうございました。

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エリ女は本命・対抗のワンツー決着！ マイルCSの注目馬2頭をチェック！

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　奥田さん、先週はオーロCを▲フォーチュンタイム（1人気）→◯レッドモンレーヴ（3人気）→☆ラケマーダ（11人気）で決めて、3連単4万4,500円（60点）、3連複1万1,760円（19点）、馬連1,940円（5点）を的中。続く東京最終も▲プルミエソルティ（3人気）→◎キャピタルリッチ（5人気）→☆エデルクローネで、3連単2万8,940円（60点）、3連複3,620円（19点）、馬連4,250円（5点）を的中。いい感じの的中が続きましたね。

奥田隆一郎（以下、奥）　そうね。配当的にもなかなか良かったかなと。

編　で、翌日のエリザベス女王杯が◯レガレイラ（1人気）→◎パラディレーヌ（4人気）と、本命・対抗決着。7週連続G1をいい滑り出しで終えることができました。

奥　今週はマイルCSか。京都マイルは得意なコースだし、今週もいい形で締めくくりたいね。

編　ですね。ということで、さっそくマイルCSの注目馬を教えていただけますか？

奥　まずはソウルラッシュに注目。この馬は京都芝1600m外がベスト条件で、直結コースで行われた去年の安田記念を3着に好走したあと、それ以上を期待できる京都芝1600m外のマイルCSを勝利。また阪神芝1600mで行われたマイルCS（22年）は4着だったけど、京都芝1600m外で行われた23年は2着、去年が1着と、京都巧者は明らかだよね。

編　たしかに。

奥　今年は安田記念、前走の富士Sともに東京の重賞で3着だけど、今回は得意の京都マイル。コース替わりがプラス材料で、好勝負になるよ。

編　続いては？

奥　エルトンバローズもいいよ。この馬は3歳の時に直結コースの東京芝1800mで行われた毎日王冠を勝ったあと、マイルCSを4着に善戦。そして去年は毎日王冠3着好走後にマイルCSを7番人気2着に激走しているんだ。

編　今年も毎日王冠からマイルCSというお馴染みのステップですよね。

奥　そう。今年は長期休養を挟んだので緒戦の中京記念を凡走したけど、前走の毎日王冠を5着に善戦して復調してきて、今回は本来の能力を発揮できる。コース適性の高さを活かして変わり身が期待できるよ。現時点ではこの2頭かな。

編　わかりました。ありがとうございました。

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エリザベス女王杯の注目馬2頭を公開中！

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　今週今週から年末の有馬記念まで毎週のG1ですね。まずは京都芝2200mで行われるエリザベス女王杯となります。

奥田隆一郎（以下、奥）　このレースが京都で行われた2017〜19、23、24年の結果を確認すると、古馬なら同距離の芝2200mか芝1800mの重賞実績を持つ馬に注目なんだ。具体的には過去のエリザベス女王杯の好走馬や、府中牝馬S、アイルランドTの好走馬だね。

編　なるほど。

奥　あと3歳時の実績としてオークスの好走馬にも注目。17年に5番人気で勝ったモズカッチャン、一昨年の3着馬ハーパーがオークスの2着馬だったよね。その傾向をもとに去年はオークス2着のスタニングローズとオークス4着のラヴェルに印を打ったんだけど、結果。その2頭のワンツー決着。

編　そうでしたね。

奥　特に穴馬に推奨した▲ラヴェルが12番人気2着に激走しているように、広くて直線の長い直線の長距離戦という共通点があるオークスの好走実績は重視すべきだよ。

編　なるほど。ではそれを踏まえて奥田さんの注目馬を教えて下さい。

奥　まずはパラディレーヌ。

編　今年のオークスの4着馬ですね。

奥　そう。距離を延ばしたオークスを7番人気4着に好走したのは高く評価できるよ。休み明けのローズSは凡走したけど、叩き良化を見せた秋華賞は3着に好走。今回は叩き3走目の上積みが見込めるんだ。

編　なるほど。

奥　秋華賞は3角1、2番手の馬がそのまま1、2着という前残り決着だったけど、3角14番手から3着まで差してきた同馬のレース内容から、同じ京都の外回りコースに替わるのはプラス材料だしね。適条件で差し脚を活かす競馬で前走以上の好勝負が期待できるよ。

編　続いては？

奥　リンクスティップ。この馬は京都外回りコースで行われたきさらぎ賞を2着に好走したんだけど、そのきさらぎ賞は1〜4着馬がその後の重賞で上位に好走しているように、レベルの高いレースだったんだ。

編　そうですね。

奥　このレースに直結するオークスで5着に好走したのも評価できる。紫苑Sは中山内回りコースで持ち味を活かせなかったけど、今回は京都外回りコース。叩いての良化とコース替わりを活かして大駆けが期待できるよ。現時点ではこの2頭かな。

編　わかりました。ありがとうございました。

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アルゼンチン共和国杯の注目馬をチェック！

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　今週はハンデG2のアルゼンチン共和国杯が東京芝2500mを舞台に行われます。

奥田隆一郎（以下、奥）　東京芝2400mから100m延びるだけなんだけど、スタート地点が大きく変わるのが特徴で、東京芝2400mは坂上からスタートしてコースを1周するんだけど、東京芝2500mは坂下からなのでスタート直後に坂を上ることになるんだ。

編　なるほど。

奥　激走馬のイメージとしては、東京芝2400mが鋭い末脚を使える馬が活躍しやすくて、東京芝2500mは長くいい脚を使える馬が活躍しやすいコースだね。

編　ではそれを踏まえて奥田さんの注目馬を教えて下さい。

奥　まずはホーエリート。直結コースの中山芝2200mで迎春Sを勝ち上がって、同コースの東京芝2500mで目黒記念を6番人気2着に激走。同コース＋直結コースの激走馬になるんだ。

編　コース適性が高いと。

奥　そう。今回は秋緒戦のオールカマーを5着に善戦して、叩き2走目の上積みが見込めるのもいい。同コースの重賞を激走した実績、叩き2走目の良化と適性の高さを活かして好走が期待できるよ。

編　続いてチェックするのは？

奥　ワイドエンペラーもいいよ。この馬は東京芝2400mで本栖湖特別を勝ち上がって、東京と中京で2着好走5回のあとに、また東京芝2400mの昇仙峡Sを勝っているよね。

編　そうですね。

奥　今年の秋の2走で着順を上げて良化中で、さらに前走の芝2000mから距離が延長されるのもプラス材料。東京芝コースの長距離戦を得意にしているので、大駆けが期待できるよ。現時点ではこの2頭かな。

編　わかりました。ありがとうございました。

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天皇賞（秋）の注目馬を公開中！

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　今週は天皇賞（秋）。東京芝2000mで行われますね。

奥田隆一郎（以下、奥）　東京芝2000mは1コーナー外のポケットからスタートして、2コーナーまでの距離が短いので、逃げ馬だと内枠がほしいコースなんだ。

編　なるほど。

奥　また最後の直線は525mと長く、高低差2mの上り坂があるよね。スタート直後のトリッキーな形態と最後の直線の長さ＋坂から、差し・追い込み馬でも十分に差し届くコースと言えるよ。

編　どんな馬に注目すればいいですか？

奥　去年の天皇賞（秋）は1、2着がダービー馬、3着が毎日王冠の2着馬だったように、東京芝コースの重賞実績を重視したいね。あと一昨年は1着がダービー2着馬、2着が中京芝2200mで行われた神戸新聞杯1着馬、3着が金鯱賞1着馬だから、左回りの中京芝コースの中距離実績にも注目しておこう。

編　それを踏まえて奥田さんの注目馬を教えて下さい。

奥　まずはホウオウビスケッツ。去年の秋に東京芝1800mで行われた毎日王冠を2着に好走したあとに、天皇賞（秋）を8番人気3着に激走。東京芝コースの中距離戦を得意にしているんだ。

編　そうですね。

奥　その後は右回りの中山金杯9着、大阪杯5着、札幌記念7着と凡走を続けたけど、左回りの金鯱賞は2着に好走。左回りの中距離戦が適条件なんだ。昨年と同じように前走で毎日王冠を2着に好走してローテもいい。コース適性の高さと最適ローテで好勝負が期待できるよ。

編　続いては？

奥　クイーンズウォークもいいよ。これも左回りが得意で中京芝2000mで行われたローズSと金鯱賞を勝っているよね。

編　そうですね。

奥　それと同距離の2000mでも右回りの秋華賞と小倉牝馬Sを凡走していることから、この馬が左利きだというのがわかる。東京実績に関しても、オークスが4着善戦、ヴィクトリアマイルは2着に好走で、実績はあるし、距離的に芝1600〜2400mがベスト。今回は左回りの適距離2000mが舞台なので大駆けが期待できるよ。現時点ではこの2頭に注目かな。

編　わかりました。ありがとうございました。

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2つの穴馬ポイントで昨年も的中！ 今年の菊花賞注目馬は？

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　今週は牡馬三冠の最終戦・菊花賞が京都芝3000mを舞台に行われます。

奥田隆一郎（以下、奥）　そうね。京都芝3000mは、向正面のスタートから外回りを2回通って、最後の直線が平坦なコース。穴馬を探す場合、春の実績馬からは距離の近いダービーよりも直結しやすい中山芝2000mの皐月賞の好走馬を優先するのがポイントなんだ。

編　そうなんですね。

奥　うん。京都で行われた菊花賞を確認すると、去年の勝ち馬アーバンシックが皐月賞4着、ダービー11着。5年前の3着サトノフラッグが皐月賞5着、ダービー11着で、皐月賞のほうが着順が良かったよね。

編　たしかに。

奥　そして、夏から秋にかけての実績からは、芝2200mでの激走馬に注目するのがいい。一昨年の勝ち馬ドゥレッツァは前走で芝2200mの3勝クラスを勝っていたよね。

編　そうですね。

奥　これらの傾向を踏まえた去年の菊花賞は、皐月賞4着の▲アーバンシックが2番人気1着、前走で芝2200mの日本海Sを勝った◎ヘデントールが4番人気2着、前走で芝2200mの茶臼山特別を勝った☆アドマイヤテラが7番人気3着。▲◎☆で的中させたよね。

編　そうでしたね。今年もお願いします。そこで現時点での奥田さんの注目馬を教えてください。

奥　了解。まずはジョバンニに注目。この馬はホープフルSを6番人気2着に激走したように、直結コースのG1実績を持っているんだ。さっき言ったようにダービーよりも皐月賞のほうが良い着順の馬が狙い目となるので、皐月賞4着好走は評価できるよ。

編　ダービーは8着でしたからね。

奥　そう。それに皐月賞は向正面で挟まれて位置取りが悪くなる不利があって、スムーズなら馬券圏内の可能性もあったんだ。休み明け緒戦の神戸新聞杯は3着。本番前のひと叩きとしては上々の内容でしょう。

編　そうですね。

奥　叩いての上積みと適性の高さを活かして好勝負になるよ。

編　続いてチェックするのは？

奥　ゲルチュタール。

編　前走が芝2200mの日本海S勝ちですね。

奥　そう。日本海Sは菊花賞に直結するレースで、去年の勝ち馬は菊花賞2着、一昨年の勝ち馬は菊花賞勝ちだからね。

編　たしかに。

奥　それにゲルチュタールは長距離適性が高くて、春には距離を延ばした芝2400でゆきやなぎ賞を勝って、同じく芝2400mで青葉賞を3着に好走。その後も順調に成長して、三田特別と日本海Sを連勝しているんだ。

編　そうですね。

奥　長距離適性と日本海S勝ちの実績を活かして好勝負になるよ。現時点ではこの2頭に注目だね。

編　わかりました。ありがとうございました。

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先週は東京最終を3日連続的中！ 秋華賞の注目馬もチェック！

単行本『激走馬を炙り出す「コース適性」が丸わかり！ 「直結式」馬券術』担当編集者（以下、編）　奥田さん、先週は東京の最終レースが弾けてましたね。土曜日は▲トラヴェリンバンド（6人気1着）から△アンクエンチャブル（3人気2着）、○トニケンサンバ（2人気3着）の馬券で、3連単4万2,080円、３連複4,710円の的中。日曜日は◎マーズオデッセイ（5人気1着）から☆エイプリルインパリ（4人気2着）、▲ペイシャケイプ（3人気3着）の馬券で、3連単2万9,460円、3連複5,940円の的中。

奥田隆一郎（以下、奥）　そうそう。特に日曜日の東京ダ1300mは、1400mよりも1200mに近い距離適性が要求されるコースなんだけど、あのレースは1400mに実績のある馬が上位人気だったんだ。だから前走で1200mを勝った◎マーズオデッセイが狙い目だったんだよね。

編　そうなんだ。そして月曜日にも◎ラストシャリナ（3人気1着）、○スリーピース（2人気2着）、☆アフトクラーティア（5人気3着）の印で、3連単1万6,090円、３連複2,950円、馬連1,000円を的中。東京最終で3連発の的中でした。

奥　月曜日の最終も東京ダ1300mだから、同じ理由で1200mを勝っていた◎ラストシャリナが本命。本線的中だったんだよね。

編　なるほどね〜。このあとも東京ダ1300mは組まれていますので、注目の狙い方ですね。で、今週からはG1が続きまして、まずは秋華賞。京都芝2000mで行われますが、いつものようにコース解説からお願いします。

奥　京都芝2000mは内回り使用で、コーナー4つの小回りコースだね。桜花賞が行われる阪神外回り、オークスが行われる東京芝とはまったく異なるコース形態になるんだ。

編　そうですね。

奥　小回りで直線が平坦だから先行馬が有利に思われがちなんだけど、G1はそうはならずに、秋華賞は差し・追い込みが決まりやすい傾向にあるんだ。G1ということで多頭数になりやすいし、レースの流れが厳しくなるので先行勢が早めに動いて、差し・追い込みが有利な展開になりやすいんだ。

編　じゃあ、狙いは後ろにいる馬なんだ。

奥　そう。去年の秋華賞もこれを理由に◎ボンドガールを推奨して、これが3角13番手から追い込んで5番人気2着。結果、○◎△で3連単、３連複、馬連を的中しているよね。

編　たしかに。では、それを踏まえて注目馬を教えて下さい。

奥　あずはパラディレーヌに注目。小回りコースの中距離戦、中山芝1800mで行われたフラワーC を2着に好走。4角12番手から上がり最速の差し脚で連対したのは評価できるよ。

編　そうですね。

奥　オークスも3角8番手から4着まで差してきており、G1でも差して好走できている。同馬の差し脚と中距離戦の重賞実績を評価して。適条件での好走が期待できるよ。

編　続いてチェックするのは？

奥　セナスタイル。同距離の芝2000mで新馬と1勝クラスを連勝。この距離実績は評価できるよ。前走のローズSは出遅れて3角15番手から上がり最速で10番人気3着に激走。重賞初出走にしてはいい内容だった。

編　そうですね。

奥　秋華賞は後方から差しやすいレースなので、ローズSの末脚は評価できるし、キャリアの浅い馬で伸びしろも期待できる。穴馬として注目だよ。現時点ではこの2頭かな。

編　わかりました。ありがとうございました。

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