HERMES IN THE MAKING② | マーリンのブログ

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ファッション、観劇、お料理など好きなものについて記録としてブログを書いてます。
大学生、高校生のママ。
よろしくお願いします



HERMES IN THE MAKINGの続きです🍊





今回、一番楽しみにしていたのは

PRINTING THE SILK
 シルクのプリントキラキラ



最前列で見たかったので
次回の開催時間の
15分前からスタンバイグッ



*実際に目で見て、写真を撮り
説明を聞き、メモする作業を
同時にしていたので
聞き間違いや勘違いしていることが
あるかもしれません
もし間違いがある場合は
教えて頂きたいと思います





《シルクのプリント》


エルメスのカレ

1937年、エルメス創立100年を記念して
カレが作られました

シルク産業の中心地であるリヨンのアトリエで
全て作られてます

印刷するのではなく
職人さんが1枚1枚手作業で染めてます

染色のために
リヨンのアトリエは温度、湿度が管理されてます





カレに使用するシルクは

蚕の繭を原料としたタンパク質でできた天然繊維

なので、極上の手触り


ブラジル、パナナ地方で蚕の養殖をしてます


カレ90×90には約300個の繭が必要だそうです








作業台にシルクを


今回はカレ2枚が染色できる台の大きさですが

リヨンのアトリエは

もっと長いそうです

(確か100mと言っていたような気がしますが

メモに書き忘れてしまい確実ではありません)



リヨンのアトリエの作業台は

綺麗に染色するため温かいそうです


 




デザインが決まると
フレームが作られます
版画のように一色ごとに
デザインと色を重ねていく方法で
シルクスクリーンと呼ばれる染色方法です


例えば、カレが
15色のデザインなら15枚のフレーム
30色のデザインなら30枚のフレーム
が必要になります
色が多ければ多いほど
手間と時間がかかります

大体のカレが25色から30色使われてます

もっとも多くの色が使われているのが
『エルメスの職人』
なんと48色

あー、私は知りませんでした悲しい
『エルメスの職人』が欲しいピンクハート


現在、7万5000色の色見本があるそうです




それでは

シルクスクリーン


フレームをセット







染料を







ゴム製の道具を用いて広げていきます







見づらいですが、デザインが





これはエルメスらしい馬のモチーフの
《シュバル・ドゥ・フェット》




次のフレームをセット




フレームが少しでもズレると失敗なので

慎重に合わせます






染料を






全くズレることなく完璧






染料する順番は

早く乾くという理由で

面積が小さな色から染めていくそうです




同じ作業を繰り返します






一色一色重なるごとに

感動〜






ワクワクドキドキが止まりません







やっと出来上がり





シルクのネクタイは





このような感じで染色し

裁断して縫い合わせるそうです





カレは最後に

四方の縁を15mm丸めて

シルク糸を使い、手作業でかがります

裏から表がフランスかがり🇫🇷

表から裏がイタリアかがり🇮🇹

全て手縫いのため

カレ1枚かがるのに40分ほどかかるそうです





デザインから製造、販売に至るまで

24ヶ月かかるそうです





私の手元にあるカレが

職人さんの高い技術と長い時間をかけて

作られたものだと思うと

今まで以上に愛おしいピンクハート




実際にカレが出来る工程を見て

カレの入荷が遅いなんて

愚痴は言えませんバツレッド


工程をみると

カレはお安いのでは??


『ケリーの秘密』に参加した時

ケリーが出来る工程を見て

ケリーはお安いのでは??

と思ったことを思い出しましたニコニコ


エルメスのものつくりへの

信念、愛が分かると

お安いのでは?と思ってしまうのは

私だけかしら??



これからも少しずつですが

エルメスのカレを

コレクションしていきたいなぁと

思ってますニコニコ



シルクのプリントのブースは

1時間ちょっと

見るもの、聞くもの全てが興味深く

あっという間の楽しい時間でしたピンクハート


ダブルフェイスのカレは

どのような工程なのか

興味があります

これは企業秘密なのかしら!?

次回

職人さんに聞く機会があれば

お聞きしたいです



エルメスインザメイキング

とても面白かった

京都まで行った甲斐がありましたピンクハート



すでに3時間近く

京セラ美術館にいる私たちニコニコ

まだまだ居たかったのですが…


ランチを予約していたので

泣く泣く

次の目的地へ





長々とお付き合いありがとうございました飛び出すハート


大人の遠足、まだ続きますダッシュ