災害時にアマチュア無線を使って区役所やその他防災拠点内での連絡、連携するための訓練です。
携帯電話の中継局が災害でSTOPしたり、道路がふさがって他との連絡が取れない場合などを想定。
・区からの指示、情報を避難者へ伝える
・避難場所の状況や避難者からの要望、意見を区に伝える
というイメージです。防災拠点へ自分のハンディ機を持ち込んで、区のアマチュア無線クラブ局とのやり取りを行います。
訓練は区役所内にあるクラブ局と拠点である小学校の「校庭」「体育館内」等で訓練の状況や避難訓練参加人数などを区クラブ局へ連絡しました。各場所にてお互い59で繋がりましたので、特に問題無く連絡できる事を確認しました。
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<個人的に感じた問題点>
●いまでも年寄りばかりなのに、今後クラブ局員の年齢が上がって行って10年後20年後のアマチュア無線での災害時連絡をどうするのか。
個人的にはデジタル簡易無線を各避難拠点に置いて、区役所とやり取りすればよいのではないかと考えています。イリジウムとか衛星電話という手もありますが、デジタル簡易無線機の方が維持費含めて安いと考えます。避難場所内では特定小電力無線で対応したら有効かなと。
ただ聞いたところによると、簡易無線機を防災拠点に配置するためには区で購入するしかないのですが、区には余分な予算が無いという理由で却下されるみたいです(区管轄の災害避難拠点は結構な数があるので全部に置くとなると100万以上の予算が必要だけど確保できない)。
現在のアマチュア無線での対応なら無線機は個人に買ってもらった個人所有の物を持ち込んでボランティアという立場でお願いすれば区の予算は出さなくて済みますから。
●「区役所」と「アマチュア無線クラブ」と「自治会」との連携や立場を調整しないと災害時にきちんとした対応が取れない(現在は区役所アマチュア無線クラブ主催で参加しているが、区や自治会との連携訓練は特に行っていない)。
役割分担の決め事は必要だと思う。いまは長年の惰性で『いつも通り』訓練してるだけという印象を受けた。
さて、区の無線クラブに入って1年も経っていない私がクラブ立ち上げ時からいる大勢のOMさん達、クラブ局の役員の皆さんに「今後10年先20年先どうするんですか?」とか「訓練でもっと自治会や区と連携した方が良いのでは?」とか提案するのは非常に難しいです。提案するやつがやれ!役員になってからやれ!的になるでしょうが、同様に区や自治会も長年の流れを変えたくない人達が多いのも知ってるので厳しいですね。
ま、自分が思う事は自分が動かないと何も始まらないのですけどね。わかっちゃいるけどw
災害時に地域の手伝いできないかなぁと思って軽い気持ちでクラブに入りましたが・・・なかなか難しいですね。もうやめちゃおうかなwww