こんにちは
小柳妙子です。
なかなか自分の気持ちを話してくれない。
こだわりが強くて気に入らないとふさぎ込んでしまう。
没頭すると他のことが見えなくなるくらい集中するのに、
妙に飽きっぽいところがある。
ちょっとした音や人の気持に敏感。
注意したりするとすねたり、閉じこもってしまったり・・・
以前お話しさせていただいた男の子、Yちゃん
すぐにぐずってしまうということが多いので、
お母さん、どうしたらいいか、わからなくなっていたんですよね。
でもこだわるくらい好きなものもある。
動物や生き物が好きなことはお話から分かっていたので
どんな動物がすき?って聴いてみました。
案の定、うつむいたまま
熊さんかな・・・といいながら
熊さんの歩く様子をピアノで出してみる。
ちょっとぴくっ。身体が動く
大きな音は好きではない様子
「先生は、ウサギさんが好きだけどなー」
といいながら
ぴょんぴょんを模した音を出してみる。
ちょっと乗り気になってきた様子。
そのうち、ぽつっと言葉を発した
「亀さん・・・」
「かめさん好きなの?」
動物園で大きな亀を見たことがあって
びっくりしたんだって。
じゃあ、亀さんになってみようよ
お母さんと一緒にイメージ遊びをしてもらいました。
亀さんの歩く音
隠れる音
手足を出す音
ビックリしてひっくり返る
よっこらしょと起き上がる・・・
お母さんと一緒に楽器で音をだしたり
ピアノの音を出してみたり
ちょっとイメージ遊びをしただけで、Yちゃんの口からいろいろなお話が出てきました。
音楽はヒーリング効果もありますから、
イメージ遊びをしながらだいぶ気持も癒されたようでした。
ピアノがないとできない?
音楽がないとできない?
孫亜子とはないんですよ。
レッスンではきっかけづくりですから
イメージ遊びは、ごっこ遊びから
空想の世界で
好きなものなりきってみる
好きなところに行ってみる
好きなものを作ってみる
お空だって飛べちゃう
砂のなかにも潜れちゃう
Yちゃんはそんなイメージ遊びから、
お母さんとの心のコミュニケーションがだんだんスムーズになっていったお子さん。
もちろん、こどもそれぞれ皆違うから
同じように出来る訳ではないけれど、
好き、を引き出すのにはとっても役立つのです。
好き、興味を見つけてもらった子は、それが自信にもつながっていきますから
イメージ遊びって難しい?
ごっこ遊びって考えるのが面倒?
そんなときは
絵本もイメージ遊びの一つ。
絵本を広げてみる事から始めるのもいいかもしれませんね。
小さい子にしか向かないんじゃないかしら
小学生には、もう無理よね?
いえいえ、そんな事はないんですよ。
小学生だからこそやってほしい。
その子の興味や関心が
ぽろっと分かったりします。
そのお話はまたこんど。
お読みいただきありがとうございました。
小柳妙子のFBはこちらです。
https://www.facebook.com/taeko.koyanagi.9