親父が帰ってきた…
一人暮らしをしてい
た次男を連れて…

そして話し合いが始
まった…

まず予想通り…相手
は誰かと言う事。

私は
相手が分からないっ
と言い続けた。親父
はお前は売春婦かっ
と私を叩いた…

兄は私に誰かをかば
ったってそいつの為
にはならんのぞっと
言った…

そんな事どうでも良
かった…
ただ彼との約束を守
りたかった。
彼と結ばれる事を守
りたかった…

私は最後まで相手が
誰か分からないと…
言い続けると…

親父と兄が泣きなが
ら産むんやの?
育てるんやのっと
私に最後の質問をし
た…
親父達の涙を見て…
私も涙が止まらなか
った。

親父も次男の兄も、
きっと分かってはい
た…私が言ってる事
は嘘で。
彼をかばってる事も

私は親父達の思いを
十分分かっていた…
けれども私は言わな
かった…
私は育てるからと…

親父達は分かったっ
とそれ以降…私に問
う事はしなかった…

今の旦那はその事を
馬鹿やんって言う…

自分でも馬鹿じゃん
っとは思う。
でも今だから言える
その時は彼との約束
を守る他、幸せと言
う未来はなかった。

大好きな家族…
親父と兄に涙を流さ
した私は馬鹿の判断
でガキだった。

仕事をしていた店長
に状況を話し、店の
子達、先輩達、私の
お客に何も挨拶が出
来ないまま夜の道を
卒業する事になった

もう何もかも終わら
したかった…
葛藤した私の心が出
した答えは自分から
の別れの言葉しかな
かった…

私を見る事のなかっ
た彼が私の言葉に反
応した。
彼がこの言葉にすが
るであろうとは分か
っていた…
しかし望みたかった
彼が一緒になろうと
言うてくれるんじゃ
ないかと…

私は笑顔を作るしか
なかった…
小さい頃のように…
もう大切な人の暗い
顔は見たくなかった

彼は本当にいいと?
っと尋ねてきた…

私の心は…
嫌だよ…っとしかな
かった…
でも私は、大丈夫よ
こんなん慣れっこや
し、それに一人で育
てようって思ってた
し。
何かっこつけてんだ
私っち思いながらも
心は泣いていた…

私は彼にさようなら
っと言い走ってその
場を離れた…
涙が止まらなかった
只走り続けた…

今思い返せば…
本当にドラマのよう
な話しに見えるけど
その後走って帰った
私の顔は、きっと見
るに無惨な顔だった
んだろうなって思う

私は家に帰り…
親父に電話で話した

妊娠してた事…
今現在9ヶ月の事…

親父はやっぱりか…
帰ってゆっくり話そ
うっと告げ電話を切
った…

そのあと…
彼から電話がかかっ
てきた…
思いもよらなかった

彼が別れたくないっ
と言うてきたのだ…

正直…全くそんな事
を言うと思っていな
かったから嬉しかっ
た…
でも彼は…只俺の事
は親にまだ言わない
でほしい…
高校卒業したら俺か
ら絶対に話すから。
高校卒業したら、結
婚したいから。

私は何でも良かった

只電話越しに彼が別
れたくない結婚を先
々してくれる…その
言葉が嬉しくて…彼
の言葉にすがった…


小さい頃淋しくて、
あげくの果てに自殺
でも死ねずに何度も
チャレンジしつつ、
答えが出たのは、絶
対に親みたいになり
たくない気持ち…

同じ環境になりたく
ない…
絶対に家族を作った
ら最高に幸せな家族
を作る!
それだけは、どんな
に歪んだ時代を歩ん
できた私だけど唯一
の願い…夢だった。
診察を受けると

妊娠9ヶ月
6月11日の出来事…

先生に状況を話すと
不順ながらにきてい
た生理は生理じゃな
く…内出血だと言わ
れ…
にこやかな顔の先生
が、時々いるんよ!
それで分かりにくい
人が!!前10ヶ月の人
もいたよ!っと
微笑ましく話した…

私は笑顔で返したが
内心どうしようと不
安ばかり募っていた

どうしてか私の口か
ら出た言葉は…お腹
の赤ちゃんは健康な
んでしょうか? 
私は今までの環境を
話し先生に尋ねた。

先生は心配ないよ。
大きさも順調だから
っと…
私は一瞬だけホッと
した…

診察を終え…
彼の待つ待合室へ…

彼に話すと
一気に彼の顔つきは
今まで見た事のない
顔になった。
私には
全く喜んでなく…
この世の終わりのよ
うな顔をしていた。

彼はそれっきり何も
喋らず…
たんたんと時だけが
過ぎて行った…

そんな空気が嫌だっ
た私は彼をホテルに
入れた。

何かをする訳ではな
く…只止まって彼に
喋って欲しかった本
音を…

でも彼はベットに仰
向けになり。
只天井を眺めては…
一言も喋らなかった

時間になり無意味な
まま…ホテルをでり
彼は私を見る事もな
く只無言のまま、隣
で歩くだけだった。

私は耐えられなかっ
た…私が彼にどうす
るかを聞けば…きっ
と捨てられる…彼の
心がはっきりと分か
ったからこそ何も言
えなかった…でも何
も喋らなければ…何
も始まらない

私はずっと葛藤して
いた。
捨てられる言葉を彼
から聞きたくない…
一人で子供を産む未
来なんて望んでない


私は彼に…
別れようっと言った