その後、すぐに親父
と兄が病院に来た。

入院で必要な物を揃
えて…
本当はそんな世話を
させたくなかった…


私には我が子の本当
の父親が内緒でいて
本当は旦那として彼
がするべき事だった
はずなのに…

親父や兄がしてくれ
てる。

罪悪感と悪魔のよう
な自分を分かってい
ながらも、彼が結婚
したら親孝行して、
許しをかおうと、そ
う思うしか出来なか
った…


親父達が帰り、私は
すぐに彼に連絡した


産まれたよ…。


彼は部活が終わって
から行くと言い。

私達お互いの家族に
内緒で病室で会って
いた…



彼の名前の啓と言う
字を取って

【啓斗】けいと

と決めた。

彼は何も決める事も
なく、いいねしか言
わなかった…
そして赤ちゃんを見
ても、その日…

お父さんともパパだ
よっとも、一言も声
をかけてくれなかっ
た…


分かっていた…
彼が子供を認めたく
ないのは…


病室に入ってきた時
彼は一瞬…
ベビーベッドにいる
赤ちゃんを見て目を
そらした…その時彼
の心は見えた


見えていたけど…
分かっていたけど…
私には彼が自分自身
で認めてくれる事を
願っていた。


彼は二日に一回足を
運んだ…

でも彼がパパと、産
まれたばかりの息子
に言う事も抱っこを
してあげる事もなか
った…
平成14年6月22日
朝から陣痛…

親父に伝え病院へ

部屋の空きがなく、
和室のような部屋で
陣痛と一人で戦って
いた。

予定日より二週間前
だったので親父と兄
は急いで入院の準備
で必要な物を買いに
行っていたので、
私は一人で腰をさす
っていた。

そして分娩室へ…

私は息つぎが下手み
たいで体力もないせ
いか、酸素をつけら
れ、しかも気を失い
かけた…

周りの先生や婦長さ
んの声が全く聞こえ
ず…やばかった…

結果的に先生に助け
てもらいながら出産

私ははじめて、我が
子に会えた…

すぐに看護婦さんが
親父に連絡し…そし
て産まれたばかりの
赤ちゃんを抱っこし
て、記念写真!

その後、私は気絶し
たらしい。


目が覚めた時、私は
病室のベッドの上。
側の丸椅子には、お
ばあちゃんが座って
いた。

変わってるのかも知
れないけど…親父方
の親…おばあちゃん
とは話しを今まで、
ほとんどする事が無
かったから変にいつ
も緊張する。

私がなついていたの
は母がいた頃、母方
のおじいちゃんの再
婚相手だった。

私は小さい頃母に連
れられて良くおじい
ちゃん家に泊まりに
いっていた。その時
から一番大好きだっ
たおばあちゃん

少し大きくなって親
父から本当のおばあ
ちゃんじゃないって
聞いたけど…だから
と嫌いになる事もな
かった。

一番話しやすく、
一番甘えられて、
一番優しかった…


でも母親がいなくな
ってから…全く会う
事はなかった。


会いたかったけど…
電話番号も場所も分
からない…


その時も…
座っていてほしかっ
たのは大好きなおば
あちゃんだった。

繋がりは一切ない只
の他人だけど。

小さい頃の記憶って
言うのは本当に大事
なもので…

本当の血の繋がりよ
り人と人との間に心
があれば、本当を越
す気持ちが出るんだ
なって思った。

でももう私はそのお
ばあちゃんとは会え
ない…


出産までの間…遅い
かも知れないがお腹
にいいものをたくさ
ん食べた…

食欲がいきなり増え
全く出ていなかった
お腹は、誰が見ても
妊婦と分かるくらい
出た。

育児本を買い…知識
を入れ、友達も会い
にきてくれ祝ってく
れた!
彼はちょくちょく会
いにきた…
でも彼とはその時喧
嘩がたえなかった。

私は携帯を親父に没
収され…彼との連絡
手段は、親父がいな
い時の家の電話か、
公衆電話しか無く、

いつものように家の
電話で彼と話してい
た…
私は彼に会いたいと
いつも伝えていた…
それで彼は会いに来
てはくれてたのだが

彼は一緒にあんまり
歩きたくないっと、
その時私に伝えた…

理由は…誰に見られ
るか分からない…そ
っからバレるかも知
れんやんっと言う言
い分だ。

口論となり、それと
同時に…
私は我慢してたいろ
んな思いが爆発した

親父と兄の思い…
私の思い…

それを彼は、何一つ
くみとる事もなく…
自分だけの心配…。
自分の判断が間違い
だったのかと、感情
が込み上げた。

買ったカードは全て
使いきり…お金をた
えずいれては、公衆
電話の中で一人泣き
崩れていた。もう夜
20時をその時過ぎて
いた…

彼との電話を切り…
涙も出し切ってしま
い、何も考えたくな
く只真っすぐ帰る道
だけを見ながら家に
向かっていた…

その途中真っ暗な暗
闇の中…信号のない
道路で…後ろからラ
イトと言う明かりが
せまってきた…

私はその光に入って
包まれたかった…
足が光の方へ歩いて
いき、私は車が来る
方向に歩いた…

車はクラクションを
鳴らし止まった。そ
して死にたいんかっ
と怒鳴られ車は私を
避け走り去った…

死にたかった。一瞬
で消えたかった…。
私は歩道に戻り、家
に帰りついた。

そしていつもの様な
私になり、家族の前
では何もないように
振る舞い…彼とは全
くうまくいかなかっ


そして遂に陣痛…