基点から徒歩5分。
最近では、パフェを目当ての観光客が行列を成すほどの盛況っぷりな「フルーツむらはた」で、フルーツランチ¥800。
前回は8月に水蜜桃のパフェを頂いております。
摂生強化明けで、脂の旨味にありつくか、甘味に酔いしれるか悩んだあげく、後者を選択。 フレッシュなフルーツならビタミン類も摂取できるし、脂質は低いしね。(ランチメニューのボード、「ホイコーロー(回鍋肉)」の位置が変... ホイコーロー・フルーツランチに見えます。)
店内は、平日のランチタイムとあって、週末の混雑っぷりが嘘のように落ち着いた感じ。 もちろんスーツ姿のオッサン客は南町リーマンだけです。
適当な席に腰を下ろして、メニューをめくることもなくフルーツランチをオーダー。 まだリハビリモードですから、サラダのドレッシングは抜いてもらうようお願いしました。
前にも書きましたけど、個人的には有名なパフェより、ランチにフルーツを提供するこのメニューこそが「むらはた」さんの真骨頂だと思うんですけど、ネットで見かける写真はパフェばっかりですねぇ。
さて、待つこと6~7分と、むらはたにして随分と素早い提供時間でフルーツランチが運ばれてきました。
アレ? いつもと様子が違いますね。
レギュラーで登場する抹茶ゼリーとヨーグルトが、ザクロのゼリーとパンナコッタになってます!
どーしたの? 新幹線効果で垢抜けた? それとも、今日、南町リーマンが摂生強化明けで来るって知ってて特別メニューにしてくれた?(←そんな訳は無い。)
少々脱線しました。 目線を主役のフルーツに戻します。
深紅の粒々が鮮やかなザクロ。
綺麗な飾り包丁が入ったリンゴ。
(左から)メロン、洋ナシ、イチゴ、キウイ。
こちらも皮を細工で飾り付けたグレープフルーツ。
ザクロの下には1粒だけですがブルーベリーの姿と、バナナ。
フルーツランチの名にふさわしい、フルーツ盛りだくさんなランチです!
これに、冒頭挙げたザクロゼリーとパンナコッタ、そしてロールパンが2つ。
ミニトマトのキャベツのミニサラダ。(今回はドレッシング抜き)
そして、唯一の塩気のある一品、コーンスープ。
まずは今回の目玉のフルーツ、ザクロを。 なかなか食べる機会に恵まれないフルーツです。
綿のような白い部分にのっかった赤い粒は、口の中でプチッと弾け、上品な甘さと爽やかな香りが広がります。 このとき、綿のような部分をうっかり齧ってしまうと、渋みが混ざるので注意です。
続いては、バナナとザクロ、イチゴをロールパンに包んで、フルーツサンドよろしく頬張ります。
うん、旨い!温められてふかふかのパンにフルーツの瑞々しさと甘さが加わり最高!
バナナを食べたその下からは、よ~く熟した柿が登場。
ネットリした舌触りに上品な甘さがたまりませんね。
ここで即席フルーツサンドを、今度はグレープフルーツ、キウイ、ブルーベリー、ザクロの組合せで。
うんうん、これは爽やか。 イイですね。
ここで、あらためて過去のフルーツランチと比較してみましょうか。
レギュラーのフルーツはイチゴ、キウイ、グレープフルーツ、メロン。 意外や、バナナって今回、初登場。
概ね9種類で、唯一8種類だった2013年は、イチゴやオレンジが二切れづつだったりしてボリューム的には他の年と変わらない感じでした。 そして今回はなんと10種類。 やっぱり新幹線効果かな~。 (ちなみに、2012年と2014年はパフェ系メニューをいただいてます。)
さて、話をサイドメニューに戻して、不動と思っていたカルテットがついに崩れました! 今回は目玉のフルーツがザクロなので、ゼリーの交代は旬オシって考えれば分からなくもないけれど、パンナコッタは予想外。
そのサイドメニュー、まずは、ザクロのゼリーから頂きましょう。
スプーンですくう事が難しいほどのプルプル加減は、いつもの抹茶ゼリーと同じ。
一口パクッと頂いてみますと、台湾の愛玉(オーギョーチ)を更に上品且つ華やかにした感じの味わい。 美味しい。
そして、ザクロの粒をゼリーと一緒に頂くと、ザクロだけ頂いた時にはほとんど感じられなかった酸味が際立って、良いアクセントになります。 抹茶ゼリーが無いのは残念だけど、これはこれでイケてます。
最後はパンナコッタ。 表面にはほんのり色づくカラメルが張られています。
こっちはどうかな?
おっ、かなり緩い。 とろけるプリン系な感じ。
お味の方は... うん、コクもあるし、滑らかな食感も心地よい。 そして、色味は薄いのだけれど、しっかりと存在感のあるカラメルソースも良い。 ヨーグルトよりは断然こっちだなー。
ただし、最後に頂くようにしないといけませんね。 フルーツに比べて甘さが濃厚だから。
食後はコーヒーで、2か月間控えていた甘味の余韻にひたります。
ご馳走様。