関東編です。
横浜は馬車道の路地裏にあるイタリアワイン&バール「クラッ」で、前菜三種盛合せ¥800と、グラスワイン色々。
もちろん、昨日の晩御飯、兼、飲みネタです。 今日のランチはスルー。
こちらのお店は、品揃え豊富なイタリアワイン専門のワインショップの直営店だそうです。 そのためでしょう、ワインはグラスであれば¥600前後で種類も色々あり、おつまみも¥500前後が主流とリーズナブル。
お店は小さくて、3~4人掛けのカウンターにスツールに座る立ち飲みに近い形のテーブル席が2つ、お店の奥に4人掛けテーブルが1つ。
昨晩も例によって駅を降り立ったときは日付が変わっていました。 あまり食べる気分でなかったので、軽めに前菜三種盛合せだけにして、正面から向き合ったことのないイタリアワインを攻めましたヨ。
最初の一杯はスパークリング。 ヴォルディッキオ・スプマンテ・ブリュット¥600。 お店の照明が暗めだったので、全体にボケ気味の写真で恐縮です。
スパークリングワインをグラスで飲ませてくれるのは専門店ならではですね。 金沢でグラス売りのスパークリングワインといえば、香林坊109の裏にあるワインカーヴ・マリオ(昨年6月23日)で何度かスペインのものを頂いた程度。 飲み屋さんでは無いですね。
肝心の味は、キリッとした飲み口。 それでいて炭酸が強すぎることもなく、香りも穏やかでスルリと飲み干せました。 ヴォルデッキオの名前は初めて聞いたのですが、残念ながらこの名前が単なるブドウの品種を指しているとは思わなかったのでメーカ、ブランドとも不明です。
さて、晩御飯代わりでもある、前菜三種盛り合わせはコチラ。
上から時計回りに、ブロッコリーのマリネ、ツナと白いんげん豆のブルスケッタ、プロシュートのディップ+クラッカー。
クラッカーと比べていただければ分かるかと思いますが、どれも直径5cmほどの小さな器に盛られています。
ブロッコリーはガーリック風味でしっとりした味わい。 ツナと白いんげん豆のブルスケッタは、本来はプロシュートに添えられたクラッカーに載せて頂くと、ツナとお豆のねっとりした食感にクラッカーが相まって良かったです。
プロシュートのディップは、1.5cmほどの賽の目にカットしたプロシュートと芽キャベツをトマト煮にしたもので、これがワインに一番あっていたかな。 三種のどれも美味しかったです。
さて、一杯目がスルッと喉を通ってしまったので、さっそく2杯目へ。 選んだものはテッラッツェ(TENUTA MAZZOLINO)¥600。
写真が暗いので全然伝わらないと思いますが、鮮やかなスカーレットレッドで、さくらんぼのような甘い香りがしました。 お味は甘くなくて、後味にタンニンが残るような感もなく、これまたサクサク飲めてしまいましたね。
最後は、お店の名前の由来ともなった、ラ・クーラ(TENUTA PERCIVALLE)¥600。
こちらはテッラッツェと違って、深い葡萄色。 一口含んでみますと、しっかりとした酸味で全体の香りと味はブルーベリーをギュっと圧縮したような印象です。 一方でこちらも後味にタンニンの渋みを感じることがありませんでした。
どのワインも美味しくて、じっくり味わうべきところをわずか1時間ほどですべて飲み干してしまいました。 もう少し飲みたい気分でしたが、数時間後には再び京急にゆられて仕事へ向わなくてはならないので、ここらでお開き。
ご馳走様。