今週、土曜日の最終レッスンはMちゃん(小6)のレッスン日でした。

~時間より、少し前にインターフォンがなりました。~

Mちゃん:『先生、こんにちは!
あのね~、今日は地下鉄の駅から急いで歩いて来たの。』

~最寄の地下鉄空港線の駅からは約20分の道のりです~

『えぇ!、バスは無かったの??』

Mちゃん:『時間をみたら、乗り遅れたみたいだったし
今日は、時計もなかったので・・・、歩きでいいかなぁ~って(笑)』

そんな会話から、レッスンがはじまりました。

☆小学校高学年になると、レッスンをはじめて7~8年の
お友達がほとんどですので、自分のペースでレッスンを
しています。

Mちゃんは幼稚園年中からレッスンをはじめたお友達で、
来年の発表会用に、ジブリ~「アシタカせっ記」を選びました。

前回のレッスンから3週間が経っています。

~さあ、どのくらい進んでいるでしょう~

アシタカ


Mちゃん:『先生~あのね、好きな曲だから2ページ目の
Dまで弾けたけど・・・Bから4小節が弾けない!!』

『左手がシンコペーションのリズムだから…、右手の
メロディーラインにあわせてブレイク(縦にあわせる)
のリズムにしてみる?』

Mちゃん:『ちょっとは変えたいけど、このままがいいかな~』

『じゃあ~、弾いてみて…
片手での譜読みからの演奏は、メロディーラインを考えて
きれいに弾ける様になっています~両手であわせての演奏で、
はじめから、なめらかな曲が進んでいきます。』

『さぁ、Bに入っていきます・・・
Mちゃんの表情がくもりはじめました。

右手のリズムに左手をあわせようとしていますが、
はじめから、できないと考えています。』

『Mちゃん、左手のリズムを身体に入れるので、
ちょっと気持ちを切り替えて・・・

☆ここからの4小節は、8ビートの拍感とテンポがとれれば
弾けるテクニックです。

シンコペーションの「タタンタ」のリズムは、
言葉で考えると「スカート」と同じリズム、だから
Bの4小節をスカートのリズムで何回も弾いて感じをつかんで…』

~なんかいも弾いて、リズム感がつかめたMちゃんです~

『次は、右手のメロディーラインだけを弾いて~
タイがついているので、強拍の位置がづれて感じることができれば
クリアですが・・・どうでしょう?』

~小節最後の付点4分音符のリズムがちょっと曖昧で、
次の小節のはじめの音の入りが不安定になっています~

『リズムだけをきっちりと入れていきます。

1・2・3・4タ|タタタタンタアン|タタタタアンツタ|
タタタタンタンタラ|ターアンタンタン|


~なんかいも弾いて、リズム感がつかめたMちゃんです~

★Mちゃんは、片手だったら弾けるって、心の中で思っています。

『Mちゃん、今から両手合わせるけど・・・、いい??』

Mちゃん:『いっぱい、あわせる練習したけどできないから
自分流に変えたい!』

~できないと思っている気持ちが心で強くはじけました。。。
Mちゃんの目に涙が光っています~

『Mちゃん、考えて~
アレンジは勝手に弾くことがアレンジではないのよ・・・

一定のテンポの中で、メロディーラインを生かして
伴奏を考えていくことにも決まりがあって、弾けないので
右手のメロディーに左手のリズムをあわせて伴奏にすること
ではないの、いい?できるから、ついてきて!』

~できないと思っている気持ちにアプローチをかけていきます~

『Mちゃん、左手だけを弾いて~そのMちゃんの伴奏に右手を
メロディーを乗せるので、いい できる大丈夫!』

『Mちゃん、難しいなあと思ったら左肩に先生の左手でリズムを
いれるから・・・いい?その時は身体をさわるね・・・』

~はじめは、ゆっくりのテンポから~

Mちゃんはがんばって左手のテンポキープができています。
心の中では、スカートのリズムを考えているようです。

☆この練習をすることで、無意識の中で曲を合わせた時の
イメージがだんだんとつくりあげられていっています。

シンコペーションのリズムが拍感として、身体に入れば
次のステップへの準備ができているのですが、Mちゃんは
まだ、拍を考えながら弾いていますので、余裕がありません。

~だんだんと曲のテンポを速くしていきます~

『Mちゃん、今度はちょっとはやく弾くので、左肩をさわるね・・・』

☆拍感を一緒に弾いていくことで、刺激が脳からの伝達となって
左手に伝わりはじめます。Mちゃん、リズムに慣れてきたようです。

~次に、右手に進んで~両手の練習を進めていきます~

『曲に慣れてきたMちゃん、速いテンポであわせはじめました。』

Mちゃん:『右手のメロディーにつられています』

3週間、右手を意識して両手をあわせていますので、
速いテンポではすぐには切り替わりません。

☆ポイントは、左手のテンポキープですので、
テンポをぐっと落として左手のシンコペーションと右手のリズムを
縦にあわせる練習をはじめていきます。

メロディーであわせられない場合は、両手でのリズム奏を
ついてこれる速さまで落として、拍感を入れていきます。

Mちゃんは左肩でシンコペーションのリズムを伝えていくことで
レッスンの終わりには4小節が弾けるようになりました。

4小節目の最後が右手のメロディーのリズムを同時に
左手のリズムも一緒に縦のリズムをあわせたいと自分で
アレンジを考えていましたので、そこはMちゃんのアレンジで
進めることにしました。

途中、涙が出てしまうこともありましたが、
曲が弾けるようになったMちゃんです。

帰りには、キラキラの笑顔が輝いていました。

Mちゃん、これからもがんばっていきましょうね~~

先生は、いつも応援していますよ。。。