- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/ダイヤモンド社
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だいぶ時流に遅れながら、「もしドラ」を読んでいます。
「もしソーシャルワーカーがドラッカーを読んだら」はすでに読んだのですが、こちらは読んでいなかったので、本家を読む前に予習のつもりで読んでみようかな…と。
読んでみたらこれが面白い面白い!
ソーシャルワーク的な視点で見ても、参考になりそうなことがたくさんあります。
例えば社会福祉施設だって集団で利用者に支援をする立派な組織ですよね。
なのでこれは支援の参考にするしかない!と思ったわけです。
今回は第1章の、「みなみはマネジメント」と出会った」を物語をざっくりと追いながら、ソーシャルワークの視点で解釈したいと思います。
第一章では、
①マネージャーの資質
②組織における事業の定義づけ
が書いてあります。
―みなみは3年生の夏休みから進学校の野球部にマネージャーとして、甲子園出場を夢見て途中入部します。しかし、部員は練習をサボっているし、監督と選手の間には険悪な雰囲気が漂っていて、とても甲子園出場どころではない部の現状を目の当たりにします。―
イマイチな施設に就職した社会福祉士みたいな感じですかね?よくある風景ですが、みなみは行動を起こします。
―みなみはマネージャーの勉強をしようと書店に行き、勘違いからドラッカーのマネジメントを購入します。夢中になって読み進めると、「マネジャーの資質」という項目があり、ドキドキしながら読むと、【人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分でない。根本的な資質が必要である。真摯さである。】とあり、みなみは真摯さの意味に悩み、部屋で一人泣きしました。―
必要な資質は、真摯さらしいです。読み進めると、それは愛想がいいとか人づきあいがいいとかの話ではなく、誰に対しても高い基準を要求できる人のことらしいです。うーん、なるほど。
僕の職場にもいますね。とっつきにくいんだけど、なんとなくその人がいると、ちゃんとしなきゃ!って背筋が伸びる。
ドラッカー風に言うと、「何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。」っていうことですね。
それに関連して、
社会福祉士の価値と原則には、こうあります。
1、人間の尊厳
2、社会正義
3、貢献
4、誠実
5、専門的力量
やっぱり誠実ってやつがありますね。みなみが悩んだように、真摯とか誠実ってなんだ?って考え続けるのが大事なんでしょうか。
僕は1つ心当たりがありますので、紹介します。
それは、説明責任です。
どういうことかというと、自分のすべての行動や対応について、質問や指摘を受けた時、自分の行動や対応について、誰に対しても後ろめたくない説明をする責任を果たすことです。
少なくともこれができれば、虐待は起きないし(利用者の家族の方への説明責任)、部下や同僚から呆れられること(部下や同僚への説明責任)はなくなると思います。
でもきっと、真摯さや誠実について考える方法は、もっとたくさんあるでしょう。もしドラで、みなみがこれからマネジメントをしていく過程で成長する様子にも、ヒントが隠されていそうなので、これからも考えていきたいです…
次回は、「②組織における事業の定義づけ」について、考えてみたいと思います。