白内障の手術は朝の10時30分からだった。
何度か目薬を終えて、準備を済ませていざ、出陣(笑)
もしかしたら、これで見えなくなるかもと思っていたので、昨日から、母に手術前にも、病院へ来てくれるよう頼んだ。
もし、手術に失敗したり、私の目自体が耐えきれなくて失明した時のことを考えて。
《見えてた時に、最後に見たのは、お母さんの姿》って、思い出せるようにと。
母には、病室で待っていてもらうよう、看護師さんに言われ、見送ってもらい、車椅子で移動させられた。
ドラマみたいな感動的な最後の見納めの時間もなかったが、心配してくれている母には、ありがとう!じゃあ、行ってきますとしっかり言ってから、しっかりと見た。見納めかもしれないからね!
手術室の手前で、車椅子から降ろされ、ストレッチャーに移動した。
右腕には点滴の針。左腕には、血圧計が巻かれた。
見動きできずに両手を塞がれてしまった。
そして、手術室へ、いざ!!!!!
まずは、目を洗われた。
これがかなりの水の量で、勢いよく。
なぜかわからないが、思わず息を止めるように、呼吸していたので、パニックになった(笑)
本当にものの1分もないと思うけど。
何度か繰り返されたが、本当にパニックで、焦ってしまった。
プールの中で溺れている感覚だった。
怖かったよ~。
そして、緊張は最高潮!!!!
ストレッチャーが動き出し、いよいよ手術台へ。
散瞳している瞳に映るのは、白い眩しいライトだった。
仰向けに寝ていて、顔に眩しく当たっていたが、これももう、眩しいなんてものじゃなかった(笑)
見えるのは、白い光!光だけ!眩しいとも言えず、両手は固定され動かない!
逃げ出したい、そんな気持ちが襲ってきた。
たまらない、耐えられないほどの、緊張感と『開けてみないとわからない』と言った院長先生の言葉が現実として襲ってきた。
怖い!
もう、ドキドキも最高潮!
でも、動けない!
気が変になりそうだった。
聴き慣れた院長先生の声に、ホッとしたのも、一瞬。
院長先生『じゃあね、今から始めるからね!』
『ちょっとね、目を押される感じがあるよ。瞼が閉じないように、器具をつけるよ~。』
結構な圧迫感だった。
痛かった!
眩しいライトが、さらに眩しく襲ってくる。
院長先生『じゃあね、今から、目を開けるよ。痛かったら痛いって言ってね。少し下を見ていてね。』
そう言われたが、私は、『はい』と伝えるのが精一杯だった。
ザクザクザクと3回くらい切られる感覚があった。
痛かった!
そう伝えると、目薬の麻酔薬を増やされた。
怖い!そう思っていたら看護師さんが左手を握ってくれた。
血圧計が巻かれたまま、肩も動かないよう固定されていたので、3本の指でしか握り返せなかったが、泣きそうな程、安心した。
あの手のぬくもりに、本当に癒された。
そんな気持ちに余裕が出た頃だった。
キュイーン! 機械の音が、響く。
水晶体を吸い出す音だった。
もう、院長先生が、進み具合を伝えてくれるが、返事ができなかった。
『痛い?』そう聞かれても、何回か繰り返された。
看護師さんの左手をしっかりと握り返し、離さないでアピールを一生懸命にした。
後になって考えると、大の大人が、握ってくれた手を離さないでと懇願する姿も、変だ。
本当に手のぬくもりに感謝した。久々に幼少期を思いだしたりもした。
院長先生からの質問や説明にホッとしたのは、
『そしたら、レンズを入れるね』
『よし!しっかり入ったね。じゃあ、もうこれで終わりだよ。』
一瞬、赤に世界が見えたので、出血してるのかも~と思ったのもつかの間。
そこはよくわからないけど無事に、縫合され終了。
眼帯をされて全く見えない時間へと突入した。
ストレッチャーから車椅子へ移り、元来た道を車椅子を押されて帰る。
病室では、母が待っていてくれた。
一時間弱で戻れた。
看護士さんから、説明を受け母もほっと一安心したようだった。
全く見えない世界は生まれてこの方、初めての体験。
もっと何も分からないのかと、想像していたが、とんでもない(笑)
ちゃんと、あ。今、部屋に入ったとか、自分のベッドの位置も仕切りのカーテンもこの辺と手を伸ばせばかわかる!
車椅子に乗っていても。
看護士さん:『もしかして、わかりますか?』
私:『はい』
看護士さん:『お!すごいですね!』
こんなやりとりがあった。
人の五感、六感って凄い!!
たぶん、今までの生活の中でそういう感覚も養われてたんだと嬉しかった。
ただ、行ったことのない車椅子用のトイレは確認していなかったのでわからなかったけど(笑)
母にトイレに二度ほど連れて行ってもらい、肩に手を乗せ歩いていった。
それから、しばらくたつと、透明の眼帯に変わった。
はがされた瞬間はドキドキだった。
ドラマのようなやりとりの後、目を開いてみた!
目の前に母の顔。
前より見える!
メガネが無くても見える!
もう、感激だった!
水中で目を開けているような感じかなぁ。
やや涙の溜まった目で見てるような感覚ではあったけど。
明るく、きれいに見えた!
子供の頃はこのくらいみえていたのかなぁと、本当に忘れられない感動だった!
院長先生、主治医の教授、お母さん、看護士さん、皆さんに感謝です。
感謝してもしきれないほどに感激でした!
こうして手術を終えて夜の眠りにつけたのでした。
何度か目薬を終えて、準備を済ませていざ、出陣(笑)
もしかしたら、これで見えなくなるかもと思っていたので、昨日から、母に手術前にも、病院へ来てくれるよう頼んだ。
もし、手術に失敗したり、私の目自体が耐えきれなくて失明した時のことを考えて。
《見えてた時に、最後に見たのは、お母さんの姿》って、思い出せるようにと。
母には、病室で待っていてもらうよう、看護師さんに言われ、見送ってもらい、車椅子で移動させられた。
ドラマみたいな感動的な最後の見納めの時間もなかったが、心配してくれている母には、ありがとう!じゃあ、行ってきますとしっかり言ってから、しっかりと見た。見納めかもしれないからね!
手術室の手前で、車椅子から降ろされ、ストレッチャーに移動した。
右腕には点滴の針。左腕には、血圧計が巻かれた。
見動きできずに両手を塞がれてしまった。
そして、手術室へ、いざ!!!!!
まずは、目を洗われた。
これがかなりの水の量で、勢いよく。
なぜかわからないが、思わず息を止めるように、呼吸していたので、パニックになった(笑)
本当にものの1分もないと思うけど。
何度か繰り返されたが、本当にパニックで、焦ってしまった。
プールの中で溺れている感覚だった。
怖かったよ~。
そして、緊張は最高潮!!!!
ストレッチャーが動き出し、いよいよ手術台へ。
散瞳している瞳に映るのは、白い眩しいライトだった。
仰向けに寝ていて、顔に眩しく当たっていたが、これももう、眩しいなんてものじゃなかった(笑)
見えるのは、白い光!光だけ!眩しいとも言えず、両手は固定され動かない!
逃げ出したい、そんな気持ちが襲ってきた。
たまらない、耐えられないほどの、緊張感と『開けてみないとわからない』と言った院長先生の言葉が現実として襲ってきた。
怖い!
もう、ドキドキも最高潮!
でも、動けない!
気が変になりそうだった。
聴き慣れた院長先生の声に、ホッとしたのも、一瞬。
院長先生『じゃあね、今から始めるからね!』
『ちょっとね、目を押される感じがあるよ。瞼が閉じないように、器具をつけるよ~。』
結構な圧迫感だった。
痛かった!
眩しいライトが、さらに眩しく襲ってくる。
院長先生『じゃあね、今から、目を開けるよ。痛かったら痛いって言ってね。少し下を見ていてね。』
そう言われたが、私は、『はい』と伝えるのが精一杯だった。
ザクザクザクと3回くらい切られる感覚があった。
痛かった!
そう伝えると、目薬の麻酔薬を増やされた。
怖い!そう思っていたら看護師さんが左手を握ってくれた。
血圧計が巻かれたまま、肩も動かないよう固定されていたので、3本の指でしか握り返せなかったが、泣きそうな程、安心した。
あの手のぬくもりに、本当に癒された。
そんな気持ちに余裕が出た頃だった。
キュイーン! 機械の音が、響く。
水晶体を吸い出す音だった。
もう、院長先生が、進み具合を伝えてくれるが、返事ができなかった。
『痛い?』そう聞かれても、何回か繰り返された。
看護師さんの左手をしっかりと握り返し、離さないでアピールを一生懸命にした。
後になって考えると、大の大人が、握ってくれた手を離さないでと懇願する姿も、変だ。
本当に手のぬくもりに感謝した。久々に幼少期を思いだしたりもした。
院長先生からの質問や説明にホッとしたのは、
『そしたら、レンズを入れるね』
『よし!しっかり入ったね。じゃあ、もうこれで終わりだよ。』
一瞬、赤に世界が見えたので、出血してるのかも~と思ったのもつかの間。
そこはよくわからないけど無事に、縫合され終了。
眼帯をされて全く見えない時間へと突入した。
ストレッチャーから車椅子へ移り、元来た道を車椅子を押されて帰る。
病室では、母が待っていてくれた。
一時間弱で戻れた。
看護士さんから、説明を受け母もほっと一安心したようだった。
全く見えない世界は生まれてこの方、初めての体験。
もっと何も分からないのかと、想像していたが、とんでもない(笑)
ちゃんと、あ。今、部屋に入ったとか、自分のベッドの位置も仕切りのカーテンもこの辺と手を伸ばせばかわかる!
車椅子に乗っていても。
看護士さん:『もしかして、わかりますか?』
私:『はい』
看護士さん:『お!すごいですね!』
こんなやりとりがあった。
人の五感、六感って凄い!!
たぶん、今までの生活の中でそういう感覚も養われてたんだと嬉しかった。
ただ、行ったことのない車椅子用のトイレは確認していなかったのでわからなかったけど(笑)
母にトイレに二度ほど連れて行ってもらい、肩に手を乗せ歩いていった。
それから、しばらくたつと、透明の眼帯に変わった。
はがされた瞬間はドキドキだった。
ドラマのようなやりとりの後、目を開いてみた!
目の前に母の顔。
前より見える!
メガネが無くても見える!
もう、感激だった!
水中で目を開けているような感じかなぁ。
やや涙の溜まった目で見てるような感覚ではあったけど。
明るく、きれいに見えた!
子供の頃はこのくらいみえていたのかなぁと、本当に忘れられない感動だった!
院長先生、主治医の教授、お母さん、看護士さん、皆さんに感謝です。
感謝してもしきれないほどに感激でした!
こうして手術を終えて夜の眠りにつけたのでした。