11/20 14:00〜 「旅立ちの会」 続き(5)

 

3.お花を敷き詰める

思い出の品々で覆われた母に、更なるお花が添えられる。

 

ユリ、トルコキキョウ、バラ、カーネーション、スターチスなど、大きなお盆に盛られた色とりどりのお花が到着するなり、娘たちが「お花やりたい!」と率先し、母の棺の中にどんどんとお花を敷き詰めてゆく。

父の時もそうだったが、お花に関しては娘たちは積極的だ。

 

そして最後に例の赤バラ45本登場。

他の花々のようにお花の部分だけではなく、茎と葉っぱも付いたままの状態で、なかなかの豪華さ。

 

皆で赤バラを手にし、母の顔周りを中心に並べ込む。

深紅のバラに埋もれる母の顔。

ずいぶんとゴージャス。

これはこれで良いか!

 

お花を全て敷き詰めたところで、また皆で記念撮影。

 

そういえばこの日は母の真っ赤な-セーターを着て来ていたんだった。

まるで示し合わせたかのように、バラとわたしのセーターの赤がお揃いの装いになっている。