同じ場所にある
■現場レポート7 若年性認知症の男性Yさん(45歳)の通院サポートを終えて 続き(3)と、まさに似たようなことが書かれている本が!『自分の頭で考える 世界をもっとおもしろくする方法』朝を待つための知見・編(講談社/2026年)密かさん「「死にたい」と「生きたい」のあいだで」よりP.97「本当に死にたいというわけではない。たぶん「このまま生き続けるのがつらい」という意味に近い気がする。もしかしたら「死にたい」というより、「存在ごと消えたい」の感情に近いのかもしれない。 不思議なことにその数十分後には「生きたい」と思い直すことも、ある。」P.98「人はよく「死にたい」と「生きたい」を真逆のように扱う。 でも実際はそんなに遠くない、言ってしまえば同じ場所にあるんだと思う。ちょっと心が揺れ動いたくらいで、簡単に変わるくらいに。」そうそう、「同じ場所にある」という、そんな感覚。きっとYさんは、生きることと死ぬことの間の距離が今はグッと近い状態なんだろうなぁと想像する。人それぞれその距離感は様々で、時には近くなったり遠くなったりするのだろう。P.99「だから今日も、ぎりぎりのところでなんとか生きている。「死にたい」と「生きたい」を行ったり来たりしながら、たくさんぶつかって、たくさん考えて、なんとか生き延びるのだ。」お互いなんとか生き延びて、またぜひ再会したい。