■2024年(両親81歳)

 

1/1 父 入院4日目 

元旦に危篤 続き(8)

 

わたしの動かぬ様子を見兼ね、その看護師は上の者に確認してくると一旦退室。

そしてまた戻ってくると、「今はコロナ対策で夜間の付き添いなどもできない」と杓子定規な説明をこの期に及んでしてくる。

まるで機械がしゃべっているみたい。

話にならない。

 

ひとまず旦那さんが今こちらに向かっているので待ってほしいと告げると、透かさず「あと何分ですか?」と来る。

 

ため息が出る。

 

この機械は相手にならない。

 

とにかく帰る訳にはいかず、何とか引き伸ばし、旦那さんの到着を待つ。

 

5:00過ぎ 旦那さん到着

 

いきなり危篤状態と聞かされ、相当悪い状況を覚悟していざやって来た旦那さんは、父がなにかゴニョゴニョと呟くシーンに、「全然大丈夫そうじゃない! 全然大丈夫!」と安堵していた。