■2023年(両親81歳)

 

12/29 

年の瀬に、父の異変 続き(2)

 

18:30 別荘到着

車で向かっていると、背後からピーポーピーポーとサイレン音が聞こえてくる。

あれか、と思いながら、抜かされた救急車を後追いする。

 

父は1F食堂にいた。

車いすに座った状態でぐったりしており、例の険しい表情。

 

救急隊員が父を持ち上げ担架に乗せる瞬間、体中に電流が走ったように「痛い!!」と声を上げる。

とても痛そうで、見ていて辛い。

 

父が救急車に運ばれていく間、束の間母の顔を見に行く。

 

母は宿泊室でウトウトとしていた。

スタッフさんが、「淳子さんは元気にしていました」と教えてくれる。

 

わたしも一緒に救急車に乗り込む。

 

父はすぐに酸素マスクをつけられる。

朦朧としていて苦しそう。

呼びかけに反応はないが、なにかゴニョゴニョと言葉を発していたような気がする。

 

救急隊員がスタッフさんに、この日の食事状況など詳しくヒアリングしている。

確かこの日の朝ご飯までまだ少し飲み込めたんだったかな。

 

つい先日わたしも食事介助をした時は、大口を開けてあんなにもパクパクと食べていたのに! 

 

信じられない。