■2023年(両親81歳)

 

10/25

単身で訪問 10:00

 

この日は新しい往診医の契約。

以前より検討していた往診医の一本化について、所長さんが新たな往診医を勧めてくれた。

 

担当の女性より往診サービスの説明を受ける。

これから月2回、定期診察に来てくれるという。

 

両親の既往歴、最近の様子などを伝える。

母がPSP(進行性核上性麻痺)なのかパーキンソン病なのかの精査については、往診での判断はできかねるとのことで、引き続きT病院の神経内科を受診してほしいと言われる。

 

契約終了後、両親の元へ。

 

母、表情の硬さが目立つ。無表情。瞬きほとんどしない。

のっそりと立ち上がるも、なかなか最初の一歩が踏み出せない様子。

やっとの思いで歩き出すも、びっこを引いている。

右膝がどうも痛いようで、さすっている。心配。

 

父、最初はやや怒りっぽい感じだったが、だんだんといつもの父に戻る。

なにか話し出してくれたので、急いで撮影する。

 

尚子「ん? どこ?」

父 「テントって通るから、」

尚子「うん。」

父 「よく見てんだよ。」

尚子「そうかそうか!」

 

会話もできて良かった。

父の表情がだいぶ和らぎ、笑顔も見られた。

 

二人でテーブルに並んで座り、コーヒーを飲む。

穏やかな時間となり、ほっとして帰る。