■2022年(両親80歳)

 

11/4 経過続き(2)

 

三女と廊下で待っている間に、父の採血、心電図、肺レントゲン等、一通りの検査が行われる。

父は諸々の処置に結構騒いだ様子。

検査の結果、心臓の問題ではなさそうとのこと。

 

脳のMRIでは、前回から特に異変はなし。

動脈瘤は2ミリ以下。

経過観察で良いが、MRIでまた今回のような意識障害、発作が起きると危険なので、今後またMRIするかは要検討。

 

このような意識障害の症状が過去にもあるならまだ良いが、今回初めて見られる症状だったので、念のため詳しく検査した方が良いと、S病院脳神経内科への紹介状をもらう。

 

処置室に向かい、ようやく父に再会できる。

お会計して帰る頃には、父は平常状態に戻っており、MRIしたことも発作を起こしたこともまるで覚えていない。

でも、ややくたびれた表情。

そりゃそうだ。こんなことがあったんだから! 

何が起こったかは分からないが、体は確かに疲れている。

本人は一体どんなふうに感じているのだろう。

 

それにしても、とにかくびっくりした。

MRI後、なかなか出てこなくて、倒れている父の姿を見たときは、

え?? どういうこと?? このままやばいの!?? 

と、かなり焦った。

なんでMRI撮っただけなのに意識失って戻ってくるの??? と。

 

8月の母の救急車沙汰に続き、今度は父がいよいよもってという疑似体験をした。

とにかくびっくりした。

大事に至らず本当に良かった。

 

帰りの車中、助手席に座っている父と「今日はなんだか疲れたねぇ」と笑い合う。

今日はとにかくゆっくり休んでほしいという一心で別荘まで送り届ける。