ご贔屓はいつまでもいるわけではない | 涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

まさにタイトルどおり。まだまだやりたいこといっぱいあるんです。まさやんの曲からいただきました!

日記はまさにやってることやりたいことを書いてます。

週末、自分の予定が盛りだくさん過ぎて
衝撃の発表に驚きつつ、意外と慣れている自分にも
気がついたわけで。
その発表の理由もなんとなくすぐ想像がついて
週明けに思っていた通りの報道が。

キャラメルボックスとの出会いは間違いなく
上川さんきっかけですが、上川さんを知りたくて観た
キャラメルボックスの作風にどっぷりはまってしまいました。

あの当時、スカパーのシアターテレビジョンというチャンネルでは小劇団の作品を沢山オンエアしてくれていて
キャラメルボックスは毎週レギュラーで過去の作品を
オンエアしていたので、大体の作品は把握でき、
キャラメルを観に行くために東京や大阪、神戸に行っていた感じ。

大学の論文もキャラメルボックスをテーマに書き始めて
(よく、教授許してくれたなと思ったけど)
私の突撃に2時間も神戸のOPAの喫茶店で話をしてくださった加藤さん。

それ以外にも沢山思い出がありすぎて、ここでは書けませんが、私の人生に多大に影響しているのは間違いありません。

キャラメルの作品を観ていなかったら可児に渡辺哲さんやラッパ屋の福本伸一さんが来て、あんなにお近づきになっていただくことがなかったかと思うと自分の人生、これ抜きには語れないのです。

ここ数年、キャラメルボックスを観に行くことが出来ていません。名古屋に来ないというのもありますが、やはり人の興味というのは変わります。

原作ものが多くなって、完全度の高さに毎回、すごいなとは思っていたのですが、昔感じていた爽快感、涙腺崩壊するほどのものがなく、なんかまとまってしまったなあと感じるようになってしまったんです。


興行を打つには観客の入り以前に場所代、地方公演があれば舞台セットの移送費も必要になります。
劇団四季のようになっていけなかった何かは私にはわかりません。
観に行けなくても毎年サポーターとしての会員費は払っていました。サポーターとして見守っていた限り、いろいろ回らなくなったのは薄々わかってしまい、今回の発表はショックではありますが、そうだよねと思うものでした。

昔とは色んなものが変わりました。変わっていないのは演劇を観に行くということへの敷居の高さと興味の低さ。
「僕たちはいつでもここにいます」
と西川さんがいうあの言葉が今、胸をつきます。
彼らが、いつでも板の上にキャラメルボックスとして居続けるためには観に行く人がいなければならなかった。でも、観劇代が捻出出来ない人が増えて今に至ります。日本経済も影響している気がしますが。

私がキャラメルボックスに出会った時のチケット代は4500円でしたが、今は倍ぐらいの料金になっています。
(アーラでは4500円レベルで観られますが…)

映画でも高いと言われるご時世。
演劇に未来はあるんでしょうか?

演劇や朗読劇への敷居を下げたくて始めたカフェでのゆる朗読トークライブ。地方で楽しむには地方拠点で始めるしかない。少しでも敷居が下がればいいのですが。

いつか、復活を待って。
私たちには待つしかないのでしょうか。
ご贔屓が、突然消える。

今はそんな世の中です。