観劇うぃーく | 涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

まさにタイトルどおり。まだまだやりたいこといっぱいあるんです。まさやんの曲からいただきました!

日記はまさにやってることやりたいことを書いてます。

先週は観劇週間でした。


・書く女
2月4日大垣市スイトピアセンターにて二兎社「書く女」
10年前寺島しのぶさん主演で上演されたときに見たかったのに見られなかったので
大垣に来るときいて速攻で予約しました。


しかもキャストが黒木華ちゃん、平岳大さん、木野花さんが出るということで
どんだけ自分得な公演だったことか。
(自分のどこか華ちゃんに似てるのかじっくり見られるしと思ったからとか思ってないとか…)


この作品は家計を支えなければいけなくなった女性が生きるために樋口一葉として
書く女を貫いた話。恋に生きようと思えば生きられただろうに
戸主だからという定めを背負って貧しさとともに生きていく。
貧しいわりには食べ道楽を楽しんでいる母親や自分を信じて働く妹との
生活は貧しくても楽しかったんじゃないかと感じて見ていました。


裕福だから幸せとは限らないのはいつの時代も。
彼女の目から見た世界は「たけくらべ」や「にごりえ」の中にあるんだなと思うと
また読みなおしたくなるわけです。


板の上に立つ華ちゃんは映像よりもぐっと存在感のある方で
特に声の質が本当にいい。一声二姿…といわれるのも納得。
また違う役も見てみたいです。

そして私が愛してやまない木野花さんの絶妙な台詞回しと間がたまらなかったわけで。
勉強になります。


樋口一葉の生涯や違う作品を知っているとなお楽しめます。


・星屑の町~完結編
2月6日 下北沢本多劇場
はじめて本多劇場に足を踏み入れました。この劇場本当に見やすい。


1994年から続く星屑の会シリーズもいよいよファイナル。
入口では石井社長が迎えてくださいました。元祖タレントより知名度のある社長さんでした。
「わしの追悼公演によう来てくださいましたなあ。」とでも
言ってくださっているようなそんな気も。
壁には昔からの公演の記録が。










そして山のような花。今回のメンバーのすごさがわかります。
数々の制作会社や役者さんや…。あれ。つんくさんからも。


山田修とハローナイツとして活動していたのはもう昔。
ばらばらな生活を送っていたメンバーが函館の取り壊されるキャバレーに
呼ばれて1日限りの復活を遂げることになる話。


昔、シアターテレビジョンで一度見てこれは生で見たいと思っていたんです。
今回は太平サブローさんが出てくる貴重なもの。(15年以上ぶりなんです。)


とにかく豪華な脇役陣勢ぞろいで
(小宮孝泰さん、ラサール石井さん、でんでんさん、渡辺哲さん、菅原大吉さん、有薗芳記さん)
そこに戸田恵子さんと新垣理沙さんも。


冒頭からの歌謡ショー(ここでなんでつんくさんから花が来てたのかはわかったんですが)や
サブローさんのやすしネタ(めがねかけてほしかった)も見られたうえ
サブローさんとラサールさんという東と西のすごい人が漫才やっていたりして
それだけでも感動なのに、絶妙な芝居の掛け合いが神の域。
芝居合戦が繰り広げられている感じで。
ニヤニヤしながら見ていました。
歌と芝居の融合したステージを自分もやりたいと思っているわけですが
星屑の会はその完成系。
水谷龍二さんの本って面白くってちゃんとまとまるから好き。


サブローさんの歌い方や声質が結構ツボで
役なのかサブローさんなのかわからないけれど面白くて。


ステージ上で衣装に着替えるシーンではラサールさんの素敵なおなかとか
哲さんのセクシーな紫タイツを見られたり(上半身に貼るカイロ貼ってるし)
笑いどころも満載。


若い方にはちょっとわかんないんじゃないかなと思うネタもありながら
私にとっては素敵な時間でした。


あの時があるから今がある。
それが根本だなあと。

山田修とハローナイツのCDほしい…いい歌じゃないですか。


終演後のロビーもすごいことになっており
昼にラジオで脇役特集で話題にあがった近藤芳正さんや松金よね子さん、
ピンクの電話のよっちゃんも(ま、そりゃいらっしゃるの当然なんですけど)
業界人の山にさすが東京のすごい公演だなあと。


星屑の町~完結編は14日まで下北沢本多劇場で上演中です。
その後、兵庫芸術文化センターでもあるそうです。



かく言う私は哲さんと再会。
飲みに行ってお話も。説明がなかった紫タイツの設定も聞いてしまいました。
表に出ない細かい設定があるのも芝居の楽しさだなあと。
差し入れに小町酒造の長良川 辛口を持って行きました。
気に入ってくださるといいのですが…。
いつも気さくな哲さんに感謝(涙)



下北の楽しい夜でございました。
私も頑張らなきゃと思ったのはいうまでもありません。