「ドリブラー」&「笑え」 | 涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

まさにタイトルどおり。まだまだやりたいこといっぱいあるんです。まさやんの曲からいただきました!

日記はまさにやってることやりたいことを書いてます。

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映画を見に行ったのは第二の目的ですが…。
第一の目的のまとめになりまして
いい勉強になりました。


大阪九条にあるシネヌーヴォにて。

太田真博監督の作品二本を鑑賞。
「ドリブラー」
うつ病でふさぎ込んでいる男の元に
リストカットをたくさん手に残す女が現れる。
その2人の静かな平凡な日常を描く。


といいつつ。
普通を望んでいる2人の若干普通じゃない行動が描かれているのです。


頑張ってという言葉はうつ病には禁句。男はやけになって女を責める。
女は自分が生きているかを確認するのに
自分の腕を刻む。

2人はお互いがお互いを支えて生きていきます。

ラストシーンは今年撮影を追加したとか。
ちゃんと意味のあるラストシーン。
2006年版には2006年版の
2009年版には2009年版の
それぞれのラストが私には伝わってきました。



ちゃんと青くきれいに晴れた空でなくても
晴れていればいい。

よきセリフです。



「笑え」
阪神大震災をテーマにした芝居の千秋楽を明日に控えた
役者たち6人の宿舎でのぶつかりを描く。
阪神大震災を経験したものにしかこの芝居はできないという震災経験者の座長と
震災未経験の残りの役者の楽日を前にした
真剣なぶつかり合い。

最後は驚きで笑える展開になるんですが見事。


役者たちのエチュードをベースに作られた芝居は
臨場感たっぷり。
バラシ、たたきなど演劇の専門用語もあって
意味がわかればなお楽しく見られます。


役者至上主義の監督が
はじめと最後で表情が違う芝居を撮りたいと話していた通り
この作品もはじめと最後はみんなが全く違う表情をしています。

中村義洋監督が絶賛したのもよく意味がわかりました。

この2本の主演は映画「クライマーズ・ハイ」で
存在感を放っていた滝藤賢一さんです。
近江谷さんが「ドリブラー」に出演されていますよ。
上映は大阪九条シネヌーヴォにて18日まで。

連日監督が舞台挨拶に立たれます。
声がとても魅力的な若手監督です。



ちなみに太田監督の別の作品が
したまちコメディ映画祭で22日に上映されるそうです。
「マリッジ・グリーン」

行ける方はぜひ。