指揮者の園田隆一郎さん、ピアノの福間洸太朗さんは、今回が神奈川フィルハーモニー管弦楽団との初共演だそうです。また、園田さんと福間さんも初顔合わせとのことです。
曲目はイタリアに因んだもので、イタリアのオペラハウスを中心に御活躍されている園田さんらしいものです。厳寒のこの時期に、南国の情熱や息吹、或いは南国への憧憬を感じさせる、なんだか心浮き立つ演奏会でした。
<曲目>
ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」Op.9
リスト/ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125
ロッシーニ/歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
ロッシーニ/歌劇「アルミーダ」より 第2幕バレエ音楽
ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」より 第1幕パ・ド・シス
ロッシーニ/歌劇「セミラーミデ」序曲
ヴェルディ/歌劇「アッティラ」より 前奏曲
ヴェルディ/歌劇「マクベス」より 第3幕バレエ音楽
ボクは、『ローマの謝肉祭』『どろぼうかささぎ』の両序曲以外は初めて聴く曲でしたので、大層なことは言えませんが、聴きに行って良かったの一言です。抜粋曲を並べたプログラムですが、ベルリオーズやロッシーニは心浮き立つような楽しさや、そしてジワジワと盛り上がっていくロッシーニクレッシェンドのワクワク感が堪能出来、ヴェルディは重厚さが良かったです。
開演前の曲目解説は園田さん自らがお話しされました。園田さんが特にこだわられた『マクベス』の魔女たちが踊るバレエ音楽は、ワイガイ感や禍々しさがよく伝わってまいりました。
実は園田さん福間さんも、ボクは今回初めて演奏を聴いたのですが、何れの方もまた聴きたい方です。園田さんはオペラで聴きたいです。予てより観てみたいロッシーニ『ウィリアム・テル』を、園田さんが振られる機会はありませんでしょうか?福間さんは、他の協奏曲も、ソロのコンサートでも聴きたいです。
今回のリストの協奏曲では、チェロの長くて美しいソロにピアノが寄り添い、それをオーケストラが支える穏やかな部分が、ことの他に美しくて酔いました。オーケストラがとり囲む中で、ピアニストとチェロのトップ奏者が向かい合い、その中心で指揮者がタクトを振ってまとめる舞台面の良さも、名演であるがゆえに印象に残りました。
福間さんは拍手に応えて(ボクは、下手くそな掛け声ですがブラボーをかけました)、なんとリストの『「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ』を、タップリと聴かせてくれました。こちらも良かったのです。選曲が今回のプログラムにピッタリで、上がり下がりする細かい音の見事さや、アリアの一部をなぞる箇所の歌心の豊かさや軽快さは、見事でした。パラパラパラと軽やかに細かい音を早口で聴かせるあたりに、CDで聴いたフランスの大家のピアニストの名演を思い出して、福間さんが日本ではなくフランスの音大で学ばれた経歴に、勝手ながら妙に納得がいきました。
演奏会前にマークイズの「キッチン大宮」で、ビルの間に富士山をチラチラ見ながら、お気に入りのエビフライとカキフライを美味しく頂きました。その際にこちらのプリンを初めて頂きましたが、これも大満足でした。子供の頃に食べた味を思い出すようなプリンがお皿一杯に盛られ、その上にタップリとカラメルソースがかかっていました。お値段も良く、大人買いではありましたものの、心ゆくまで好きなものが食べられて感激しました。プリン好きにはお薦めです。
「戌年に歩けば、色々と当たる‼」(笑)
初めて聴く方々の名演や曲、そして初めてのメニュー等、初物に色々と巡りあって、大いに気持を洗濯した週末でした。
あ、そういえば、みなとみらいで大きな初物のふきのとうも見ましたよ。こちらはこのままにして食べませんでしたが
(^o^)/
以 上




