先日は、平日にも関わらず会社が創業記念日でお休みでした。有り難い平日のお休みは、風邪が抜けきらない体調も安定してきましたので、郵便局での用を済ませた後に映画を観に行きました。
昨年10月にKバレエカンパニーが初演した熊川さん演出・振付・台本の『クレオパトラ』、それを映像化したものが1月6日から上映されていたのですが、なかなか観に行くことが出来ず、明日で上映終了という日になってやっと映画館に駆け込んだ次第です。
映画館は豊島園まで行きましたが、往復の道中は、昨年10月の時の公演プログラムを、当時は読みきれていなかった部分も含め読み返して予習・復習に励みましたから、全く退屈せず、映画も含めバレエ『クレオパトラ』の世界にドップリと浸って、とても良い気分転換になりました。何しろこのプログラムには、あらすじや舞台の製作過程の解説、リハーサル風景の写真等はもとより、熊川さん、エジプト考古学の吉村作治先生、漫画家の里中満智子さんやヤマザキマリさんらのインタビューまで掲載されていて、読みどころと読み応えがたっぷりなのです。
実は昨年舞台で観たときは、ストーリーの理解不足や、定番のチャイコフスキーのバレエ等の様にニールセンの音楽は簡単には気持ちよくしてくれないこと等の理由から、楽しみきれていなかったのですが、予習をして観た今回の映画では、やっと堪能することが出来たと思いました。相変わらず緊張感を強いられ続ける舞台ではありますが、それは二時間余の上映(上演)時間の間に、エジプトを守る為に身命を途したクレオパトラの人生を描き、そこに兄弟骨肉の争いやエジプトとローマにまたがる国土と権力をめぐる戦い、そしてそこで負けた者達の毒殺や火刑のシーン、はたまたバレエでは観たことない生首等も出てくるのですから、やむを得ないことかもしれません。むしろ観客にその様な気持ちにさせたのは、この舞台としては成功なのかも知れません。
しかし見事なのは、クレオパトラを演じた中村祥子さんの類い希なるお姿、そしてその雄弁さと美しさ。ボクと同じぐらいの、女性としては高めの身長の彼女が、長い手足を駆使し、鍛え抜かれた体や技をもって体当たりで見せるクレオパトラとその人生は、美しく、時にはドが着くほどの迫力を感じさせ、またエロティックで、本当に目が離せません。特に最後の場面で愛するアントニウスの死を知ってから、自ら命を絶つ幕切れ迄(バレエダンサーにこんなことをさせて良いのかと心配するような、予想外の方法で自ら命を絶つのです!)の、鬼気迫り白い炎が見えるような集中力高いダンスと演技には、今回も魂を持っていかれました。
他にも、素晴らしい他のダンサーのことや美しい衣装のことなども書きたいところではありますが、今日はこれ迄としましょう。映画で改めて観て、熊川さんが舞台装置にもこだわったことがよくわかりました。例えばですが、舞台に終治敷き詰められているトルコ石色の地がすりはとても美しくて、ダンサーやその衣装がよく映えることに気づきました。
今回のシネマは、昨秋、オーチャードホールでの公演のうち、楽日とその前日の舞台の録画が使われているのですが、それにはボクが観た日も含まれており、一段と受信力がアッブです。前述したようにそのとき以来感じていたこの演目に対する苦手感もほぼ払拭され、6月の再演が楽しみになりました。
雨でポスターが撮影できなかったので、10月の公演の時のちらしとプログラムの写真を載せまますね。ここにある6時のポーズ状態の女性が、中村祥子さん演じるクレオパトラですよ
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そうそう、オーチャードで観た日はハロウィン前の週末で、ホールの中にはハロウィン仕様のピーターラビットや、『くるみ割り人形』の衣装が飾られていましたね (^-^)v

老母と共にお気に入りの東急本店の「伊勢定」で、秋の味覚と共に美味しくうなきを頂いてご機嫌に帰ろうとしたら、渋谷の街は厳戒体制で、タクシーもなかなか確保出来なかったことも思い出しました
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以上




