聖書の言葉です。 | 牧師剣士     (堺育麦キリスト教会牧師)

牧師剣士     (堺育麦キリスト教会牧師)

48歳から28年ぶりに剣道再開。
すっかりはまってしまいました。
57歳で五段をいただきました。長年クリスチャン剣士でしたが、2010年11月に牧師になりました。これからも神と人に仕える者となっていきたいと願っています。剣道修業も続けていきます。

2015531日(日)

おはようございます。

昨日は、小笠原諸島の近海で、深さ590kmと言う非常に深い位置での地震がありました。

深さ150kmを越える位置での地震では正確な情報を発表する事が現代の技術では不可能ということで気象庁は緊急地震情報を発表できなかったそうです。

規模はマグニチュード8.5とかなり大きい地震です。

(阪神・淡路大震災がM7.3ですからそれよりも規模は大きい。東北大地震はM9.0)

深さが深いので、日本全国で揺れを感じました。

火山の噴火や、大地震と・・・・。

天変地異が続きます。

そんな中でも今週も皆様の上に、神様の守りと恵みがありますようにとお祈りいたします。

今日は日曜日、

お近くのキリスト教会に礼拝にどうぞおいでください。

今日は、既に用意していた、「今日は何の日カレンダー」からの文章が、パソコンから消えていると言うアクシデント・・・・。(涙)

気を取り直して

今週の暗唱聖句をお送りいたします。

2015531日(日)



今週の暗唱聖句と解説

イエスはこれを聞いて、彼らにこう言われた。「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」

              マルコ福音書2章17節

この暗唱聖句には背景があります。聖書の書かれた時期に非常に嫌われた職業に取税人という人々がいました。彼らは、ユダヤ人でありながら当時のローマ帝国に取り入り、ローマへ納める税金を人々から徴収していました。彼らは同胞をいじめて、異邦人であるローマ帝国に魂を売った人たち。汚れた仕事につく人たちと軽蔑され。ユダヤ社会からは罪人と言われ、仲間にも入れてもらえない人たちでした。

現代でもいかにお金があっても人々からは罪人と呼ばれている人もあります。ところがイエス様はこの取税人をご自分の弟子にしたのです。弟子にしてもらった彼は大喜び。このイエス様こそ本当の救い主であると、今まで世間からも白い目で見られていた、取税人仲間、また罪人と呼ばれていた、遊女などを自宅に呼んでお祝いのパーティーをします。

それを見て、当時の宗教関係者たちは、このイエスと言う者は、神の前にふさわしくない、汚れた罪人たちと一緒にいる。と批判するのです。

 その批判を聞いて、言われた言葉が今日の暗唱聖句です。

イエス様は、すべての人を招いておられます。とりわけ、自分の人生に疑問を持つ者。失敗をした者。人々から罪人と呼ばれ苦しんでいる者。すなわち、自分の弱さ、罪の前に、どうしていいかわからない者。真剣に救いを求める者に、その愛の手を差し伸べようとされているのです。自分の病がわかり、治してほしいと願う人には医者が必要です。そして医者は病の人を助ける事が出来ます。

 イエス様も自分の罪の中で苦しんでいる人。その弱さを認めている人がご自分の所に来ることを決して拒みません。この世の評判は神様の前には何の意味もないのです。そしてその人に神の愛と救いを与えられます。

 そしてここで語られている一つの皮肉は、「自分は正しいと思っている人」あなたは本当に、自分が正しいと思う心で救われていますか?自分の罪を素直に認めて神様の前にへりくだりませんか。そこから新しい命が始まるのですよ。と言う招きでもあるのです。