『フィリピンあるある』~その話は本当か | フィリピンでマネージャーやってました、が再び。。。

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~泣き笑いつれづれ日記~
2020年10月から2度目のフィリピン駐在となりました。
駐在生活でのアレコレを綴っています。

エービーマンです。

 

 

 

2020年10月から2度目のフィリピン駐在をしています。

 

 

 

『フィリピンあるある』シリーズ(?)、今回は「その話は本当か」について書いてみたいと思います。

 

 

 

フィリピン人、ウワサ話が大好きなんですよ。。。

 

 

 

なので、ワイドショーネタはチョー大好き。

 

 

 

ゴシップネタもチョー大好き。

 

 

 

 好きなのは構わないんですが、我が社のような製造業ではチョー問題になっちゃうんですな。。。

 

 

 

 

 

 

会議をやっていて、品質の担当者が報告する。

 

 

 

「問題が発生しました」

 

 

 

「どんな問題だ?」

 

 

 

「治具のボルトが緩んで不良が出ました」

 

 

 

「どこのボルト?」

 

 

 

「ベースを固定するボルトです」

 

 

 

「なんで緩んだの」

 

 

 

「ねじ頭が潰れてて、ちゃんと締め付けられなかったのが原因です」

 

 

 

 

 

 

会議が終わってコッソリ現場へ行く。

 

 

 

たまたまメンテナンスマンが来る。

 

 

 

現場のリーダーも来る。

 

 

 

「不良が出たんだって?」

 

 

 

「はい」

 

 

 

「何が悪かった?」

 

 

 

「ここのガイドを止めてるボルトが緩かった」

 

 

 

「ガイド?ベースじゃなくて?」

 

 

 

「ガイドです」

 

 

 

「(ベースを指して)ここじゃなくて?」

 

 

 

「そこは緩んでません、(ガイドを指して)こっちです」

 

 

 

「⁉️💢」

 

 

 

すぐに品質担当者を呼び、

 

 

 

「お前の報告と違うが、どれが正しいんだ?!💢」

 

 

 

 

 

 

これね、現場現物じゃないんですよ。

 

 

 

品質担当者が各部署に「報告して」って依頼して上がってきた報告をただ代弁してるだけ。

 

 

 

報告依頼された各部署の役職者も、現場に行かず部下に報告を要求して、上がってきた報告を転送してるだけ。

 

 

 

誰も現場で事実を確認してないから、伝達の途中で、推測・私見・間違って伝達・間違った理解などで中身がすり替わっちゃう。

 

 

 

 

 

 

自分の義務(役割)ではない事にはノータッチなんですよね、彼らの基本スタンスは。

 

 

 

だから、自分の担当外の事は他人に振る。

 

 

 

他人から返ってきても、中身は他人の責任の範疇だから、自分は確認もしない。

 

 

 

事実と違おうが、私のせいじゃない。

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、製造業の我が社で報告される事はほとんど疑ってかかって現場を見に行くオイラです。

 

 

 

エービーマンでした。