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―愛常ー
 
ネオンの緩やかなサインにつられる真夜中
瞳を開け閉めしても君が隣にいて
絡み付く唾液が硝酸ならいいのに
吹きかける息がホスゲンならいいのに
そんな眼で君を見つめる

咲くらと思い込んだ季節は嘘のよう
ツバキのような呆気のない生様は幻想
日々滞りなく君が教える         

無限迷路へ誘う
君は君は君は                     
舌を躯をあわせればいいと思ってる
あたしもそれでいいかと嘲笑う

メビウスの帯の表裏を眺める真昼間
息を吸って吐いても君が隣にいて
凍てつく風が切り裂いてしまえばいい
焼けつく陽で燃え果ててしまえばいい
そんな眼で君を見つめる

無限迷路へ誘う
君は君は君は
手をつなげばそれでいいと思っている
あたしは怖気付きながらも愛嬌笑い

君を食してみました
唇の周りにつく紅蓮が美麗
触れたままの食感は圧巻で
味わえません

無限迷路は……
君が君が君が
創造主ではないと左手が叫ぶ
あたしは舌が伝えるので含み笑い

無限迷路と告げる
君は君は君は
網膜に鼓膜に張り付いて綺麗
あたしは言葉にできず打ち笑む

そんな日常が続けばいいと思う







愛情と日常を×て愛常……われながら寒いですw