初場所を前に。横綱が不調。大の里は3日で40番以上関取(平戸海・王鵬・琴櫻)と稽古。しかしやっと23勝と五分。もちろん稽古。とはいえ苦戦気味。

 

とくに琴櫻とやって7勝10敗。最後に5連勝とはいえ左のおっつけができないのが苦戦のもと。琴櫻が好調とは言えないでしょう。

 

肩を痛めると体幹も崩れてバランスがとれないようだ。

 

豊昇龍は割と好調だったが、膝を痛めた。水が溜まり腫れている。とはいえこれまでも膝は良くない。稽古では圧倒することが多い。安青錦にも優勢。しかし本番では思うようにならない。どこまでやるか分からないもの。

 

場所前の調子も合わせると、横綱2人が引っ張っていくかは微妙。特に大の里はこれまでケガらしいケガもなく、初の壁。いろいろ試しているのがどうなるか。

 

その安青錦。横綱審議委員会の稽古総見はイマイチ。序盤はよかったが次第に苦しくなり、豊昇龍に最後は4連敗。八角理事長にもスタミナを指摘される。

 

これまでそうしたマイナス面は出なかった。どちらかというと小柄なだけに、大関を意識して受ける相撲になるとどうなるか。挑戦者の側から一変。

 

昨年の初場所は巴戦という混乱ぶり。金峰山、王鵬という意外な顔触れだった。豊昇龍は何とか残って横綱をつかんだが…

 

大の里は一山本、豊昇龍は若元春、安青錦が宇良。曲者が相手。横綱大関は一体どうなるでしょう。

幕下・三段目・序二段のベテラン力士。年々増える一方。しかしそれぞれに頑張っている。

 

北はり磨。32枚目で2勝。関取復帰は厳しい。この1年幕下中位で2度勝越しでも驚異ではある。細い体で精一杯。50枚目台に落ち正念場。

 

他にも元幕内が幕下でも一杯一杯の土俵。元十両はさらにいる。大翔丸は1勝。


鳰の湖。この1年は幕下と三段目が半分だった。同期の北はり磨とともに奮闘。どちらも幕内1場所。滋賀県唯一の力士である。元幕内といっても関取在位は13場所と少ない。2013秋より幕下の土俵、一時三段目陥落するも長く幕下にあったが、11年ぶりに三段目でも負越しと衰えがきている。

 

力士「大雷童」の顔写真

 

最年長の翔傑。今年で50歳。31年の土俵生活、三段目58枚目で1勝と序二段落ち。秋場所に三段目76枚目で4勝。ここ2年程序二段と三段目の往復。序二段ではまだ力の差がある。

 

力士 芳東の顔写真

 

大雷童。今年で土俵生活30年。2005~06年にかけて十両6場所。重い押しで一時は幕内も見えた。2006初に幕内の土俵に上がっている。幕内の取組経験者としては最古参。

 

北はり磨の顔写真

 

三段目以下のベテランでは一番安定。この1年も22勝20敗。負け越しは1回だけ。初場所は三段目15枚目と幕下も見える。昇進なれば7年ぶりで45歳は最年長?

 

富士東。幕内17場所、十両21場所と実績ではかなり上。しかしこのところは幕下が厳しくなり三段目上位が定位置に。5年前に十両全敗も経験。実績の割には番付が落ちてきた。

 

44歳の鋼。26年の土俵。三段目中位以下が多い。三段目が徐々に厳しくなり序二段落ちもあるが、序二段ではまだ勝ち越す力あり。師匠より年長。

 

北はり磨の顔写真

 

序二段を見ると16枚目朝天舞。6年前にも幕下上位まで上がった。小兵ながらふてぶてしい気合の土俵。三段目に定着だったが、序二段落ちも。2021名に17年ぶりの序二段。以降3度序二段陥落。さすがに衰えがみえ九州では序二段で休場。序二段76まで落ちる。2001夏の84枚目以来の低位置。

 

46枚目の芳東。元幕内では最古参だが序二段が続く。48歳で一度も休場がない。

 

序二段中位で勝越し負越しの繰り返し。おととし春に三段目で全敗から急速に弱った。以降は序二段上位にも上がれず。もともと立ち合いが大雑把な体格任せの相撲。そのせいか元幕内の割には衰えが目立つ。部屋では胸を出している。まだまだ現役を続けたいようだが…

 

常陸號。元幕下15。三段目が定位置だったが、序二段落ち以降序二段に定着しつつある。



44歳武蔵海。29年の土俵。2014名の幕下5が最高。幕下上位力士だけに序二段中~下位ではまだ力がある。夏場所には44歳で三段目昇進を果たした。

 

力士北はり磨の顔写真

 

奄美岳。元三段目85。三段目はその1場所だけ。21歳で初土俵、以降序ノ口序二段の往復と牛歩だったが、着実に昇進。序二段に107場所と殆どを序二段、初場所には2007九州以来の序ノ口落ち。序二段下位ではまだ勝ち越す。

 

48歳天一。32年ぶりの序ノ口。しかし5勝と格の違い。序二段下位でも負け越しが多くなったが、 序ノ口と序二段はやはり違うようだ。元幕下10。

 

幕下力士 荒篤山

 

北の湖部屋はベテランが多い。

 

幕下上位レベルなら武蔵海、常陸號など40代でも序二段で勝ち越せる。幕下中位ならば数年早く序二段上位は厳しくなる。最年長の翔傑は序二段中位では5勝する力もある。そうみると幕内の芳東は序二段中位がやっとなのは早い。芳東と同年の天一が序二段下位が定位置。

 

今年もベテランの土俵に上がり続ける。

 

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

豊昇龍がモンゴルの国民栄誉賞に。このタイミングというのが微妙。今年は優勝できるのか…

 

横綱には裏芸よろしく隠れた得意技を持つのが意外といる。吉葉山のけたぐり、北の富士の外掛け、北の富士は腰高を直せないため外掛けの速攻を磨いたとは本人談。

 

安青錦ならば内無双? しかし裏芸以上に得意。今の横綱もこうした裏メニューがあってもいい。いやあるべき。

 

大正4年から9年まで横綱を張った横綱鳳。掛け投げ=ケンケンが得意だったとか。何かというと足技に頼っていたとも。

 

ということで調べてみた。講談社「国技相撲の100傑」という書籍。横綱大関や一部三役の星取表が 一覧できるが、この本は決まり手まで載っているのが特徴。という訳で鳳の掛け投げが何番あるか。

 

 

 

 

結果はゼロ。意外なことに。

 

投げ技で多いのが小手投げで上手投げや掬い投げも全然ない。小手投げはざっと数えると18番。寄り切りも少なく吊り出しも割と多い。

 

この決まり手の出典は不明だが、当時は新聞社ごとに各々判断して決めていた。かけもたれで2番の黒星が一番あり。

 

小手投げが多く寄り切りも多くない。これだけみても半端な相撲だったと考えてしまう。横綱としては二流だった。

 

吉葉山のけたぐりは大関以降で見ると2番。北の富士の外掛けは横綱以降で14番。こちらは割と多い。

 

吉葉山のけたぐりは飛ばしても決まらないケースが多かったということか。映像で見てもお世辞にも速攻タイプではなく動きも遅い。寄り切りが最も多いが捻り技も意外とあり、力で強引にねじ伏せていた。北の富士は1場所3回の外掛けもあり。

 

 

大の里は馬力のみではいつまでも続かないと評される。けがが試練となるのか。豊昇龍もたびたび強引な投げがあるが掛け投げを磨くべき?