夏場所。霧島と若元春が揃って休場。霧島の再出場はなくあっさり大関陥落となる見込み。連合稽古では好調だったが本場所では何の良さも見られなかった。在位6場所で優勝1回、横綱に挑戦というのは史上最短のはず。モンゴル出身大関で横綱昇進せず大関で引退・大関陥落というのは実は初。

 

これで2大関1関脇1小結となった。番付上がいくら豪華でもこれではハッタリ。先場所優勝の尊富士も休場、初日大関以上全敗と幸先よくなかったが、売り切れ続出のスーパーか。

 

調子の悪い力士は早々に退場をというがこれでは退場しすぎて取組も成り立たない。後半の編成は非常に苦しいだろう。不戦が上位で連発し阿炎は不戦勝2つめ。阿炎はつくづくついている。

 

1敗が5人だが誰が残るか。優勝も見えてきた大の里も今後の対戦相手は気になるが、取組が貧弱で盛り下がる可能性も高い。千秋楽に平幕という展開もあるのか。宝富士あたりカギとなるかも。

 

王鵬が豊昇龍も破ったが、王鵬が進化したと考えるのは早計か。他の力士の不調が大きい。豊昇龍は投げ技が殆どできなくなった。恐らく相手が警戒している。

 

中日は王鵬に琴櫻。3世同士の結びの対戦だが祖父の大鵬・琴櫻は昭和46春に対戦。53年ぶりとなる。大鵬と琴櫻は土俵歴が大きく異なるが同じ年の生まれ。初土俵は3年弱の違いだが、入幕が3年、大関昇進は8年、横綱は11年ほど差がある。琴櫻も若手時代はホープだったがケガに苦しみ遅咲きであった。大鵬の超速ぶりとは正反対。

 

 

十両は遠藤が全勝だが志摩の海も好調。6勝1敗。独特の下からモコモコといく筈押しが冴えている。

 

北の富士のこと。話によれば言葉のキャッチボールができず解説はもう無理という。ある意味予想されたことではある。ここ数年は受け答えが怪しいことも目立ち、突然感情的となるのも何度かあった。長い入院で認知機能が衰えたのもあるだろう。。不定期でコラムぐらいはできそうだがそれも負担となるほどか。残念とはいえ年齢から言えばやむを得ない。後任に琴風という噂もあるがどうなるのか。