ローリング・ストーンズ未発表曲(70年代) | Baby you a song

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You make me wanna roll my windows down,
…and cruise !

 ザ・ローリング・ストーンズの未発表曲について書こうと思います。
(以下、SixTONESの話ではありません。あしからず)

 ストーンズは活動歴も長いですし、未発表曲はかなりの数に上るんですよね。
なので今回はその中でも、彼等がノリにノってた(と思われる)1970年代の音源からまとめてみることにします。

※ と言っても、ビートルズなら「ユニークなメロディ」とか「凝ったコード進行」とか、聴いてて奥深いんですけど、ストーンズの場合、さほど面白く無いことは付け加えておきます(笑)。

さて、
ローリング・ストーンズの70年代のスタジオアルバムといえば、以下の6枚ですね。

ローリング・ストーンズの70年代のオフィシャルアルバム
・Sticky Fingers(1971年)
・Exile on Main St.(1972年)
・Goats Head Soup(1973年)
・It's Only Rock 'n Roll(1974年)
・Black and Blue(1976年)
・Some Girls(1978年)


これらのアルバムの未収録曲といいますか、日の目を見なかったナンバーを年代順にご紹介!
(※作詞・作曲は、すべてジャガー&リチャーズです)

 

ウォーク・ウィズ・ミー・ウェンディ
(WALK WITH ME WENDY)

録音:Olympic Studios(ロンドン)
日付:1970年6月~7月

 

「Sticky Fingers」「Exile on Main St.」のレコーディング時に録音されたナンバーです。
「ブラウン・シュガー」や「ビッチ」みたいなロックテイストですね~。
でも、ずーっと同じフレーズを繰り返してるだけといいますか・・・
AIに「簡単なストーンズ風の曲作って」と言ったら、きっとこんなの出て来ます(笑)。

 

ザ・ローリング・ストーンズの未発表曲

オリンピック・スタジオ  (1970年、イギリス・ロンドン)
 オリンピック・スタジオ

(1970年、イギリス・ロンドン)

 

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ユー・シュド・エヴァー・シーン・ハー・アス
(YOU SHOULD EVER SEEN HER ASS)

録音:Dynamic Sounds Studios(キングストン)
日付:1972年11月~12月
ゲスト:ニッキー ホプキンス (ピアノ) 

 

ホンキィトンク調のゴキゲンなロケンロー!
ジャマイカで行われた「Goats Head Soup」レコーディング時の未発表曲です。
いかにもストーンズっぽいノリに、N・ホプキンスのピアノがいい味出してますよね。
タイトルを直訳すれば「彼女のケツを見るべきだぜ」でしょうか(笑)

 

ザ・ローリング・ストーンズの未発表曲

ダイナミック・サウンズ・スタジオ  (1972年、ジャマイカ・キングストン)
 ダイナミック・サウンズ・スタジオ

(1972年、ジャマイカ・キングストン)

 

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アイ・ラヴ・レディース
(I LOVE LADIES)

録音: Musicland Studios(ミュンヘン)
日付:1975年3月~4 月
ゲスト:ジェフ・ベック (ギター)

 

「ホット・スタッフ」っぽい粘っこいノリのスローナンバーですね。
M.テイラー脱退後、新ギタリスト選考会も兼ねた「Black and Blue」セッション時の録音。
参加ギタリストはR・ウッド、P・フランプトン、R・ギャラガー、S・マリオットなどなど…
この曲ではJ・ベックがギターを弾いてますが、バンドへの参加は興味無かったそうですね。

 

ザ・ローリング・ストーンズの未発表曲

ミュージックランド・スタジオ  (1975年、ドイツ・ミュンヘン)

 ミュージックランド・スタジオ

(1975年、ドイツ・ミュンヘン)

 

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ノット・ザ・ウェイ・トゥ・ゴー
(Not the Way to Go)

録音: Pathé Marconi Studios(パリ)
日付:1978年1月~3月
ゲスト:イアン・マクレガン (オルガン)

 

この前年にはセックス・ピストルズがアルバムデビュー。
パンクムーブメントの最中に行われた「Some Girls」レコーディング時の未発表曲です。
故(悲…)チャリー・ワッツのトコトコスットン、かっけえーすね!
こういうサウンドで新譜も聴いてみたいですけど、この時代でしか出せない音でしょうか。

 

ザ・ローリング・ストーンズの未発表曲

パテ・マルコーニ・スタジオ  (1978年、フランス・パリ)

 パテ・マルコーニ・スタジオ

(1978年、フランス・パリ)

 

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ギター・レッスン
(Guitar Lesson)

録音:Compass Point Studios(ナッソー)
日付:1979年1月~2月

 

最後にヘンな曲をご紹介。
キースとロニー(?)が、16ビートのギターリフを練習(?)している未発表曲(?)です。
バハマで行われた「Emotional Rescue」レコーディング時のセッション。
なんだかリフがモタってるし、流出しちゃイケなかった音源のような…(笑)

 

ザ・ローリング・ストーンズの未発表曲

コンパス・ポイント・スタジオ  (1979年、バハマ・ナッソー)

 コンパス・ポイント・スタジオ

(1979年、バハマ・ナッソー)

 

 

 いかがだったでしょうか。

 さて、気になるストーンズのニューアルバムなんですが、遂に遂に、今年のリリースになりそうですね。

オリジナルアルバムとしては、「A Bigger Bang」以来実に18年振りとなり、ゲストのP・マッカートニー、B・ワイマンの演奏は既に収録済みだそうです。
 2023年のローリング・ストーンズは、一体どんな音を聴かせてくれるのか?

期待して待ちましょう!

(「期待して」「待つ」は、文法的に変?(笑))

 

ストーンズのニューアルバム

ニューアルバムの写真撮影

2023.6.25

(ニューヨーク市トライベッカ)