全国「名盤ファン」のみなさん、しつこくコンニチワ ( *• ̀ω•́ )b
さて今回は、時代を越えた「不朽の名盤」についてお話しようと思います。
英語で言うところの「GREATEST ALBUMS OF ALL TIME」とかいうやつですね。
(※ =すべての期間で、最も偉大なアルバム)
米音楽メディアのローリングストーン誌は「500 GREATEST ALBUMS OF ALL TIME」と題し、不朽の名盤500枚をランキングしています。(2005年に書籍で発表。2012年に改訂版作成)
その1位から10位までを、さっそく見ていきましょう。
1位.『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』/ザ・ビートルズ
2位.『ペット・サウンズ』/ザ・ビーチ・ボーイズ
3位.『リボルバー』/ザ・ビートルズ
4位.『追憶のハイウェイ 61』/ボブ・ディラン
5位.『ラバー・ソウル』/ザ・ビートルズ
6位.『ホワッツ・ゴーイン・オン』/マーヴィン・ゲイ
7位.『メイン・ストリートのならず者』/ザ・ローリング・ストーンズ
8位.『ロンドン・コーリング』/ザ・クラッシュ
9位.『ブロンド・オン・ブロンド』/ボブ・ディラン
10位.『ザ・ビートルズ』/ザ・ビートルズ
「なるほど~」と思うでしょうか、「なんだコレは!?」と思うでしょうか?
ビートルズが4枚も入っているし、ほとんどが60~70年代ロックですよね。
これについては「男性優位」「時代遅れのロックイズム」「宗主の聖典の羅列」etc、時に批判の対象になることもあるようです。
ちなみにロックイズム(=ロッキズム=Rockism)とは、ロックを芸術的で高尚な音楽とみなし、プロデューサー主導のポップミュージックを、短命、商業的であると差別する考えですね。
日本ではあまり議論されることはないようですが、ロックイズムに対してポップイズム(=ポッピズム=Popism)という言葉もあるそうです。
(ど~でもいいと思うけど..(^ー^;))
まあ、とにかくこれがローリングストーン誌が選ぶ「永遠の名盤10枚」。
これに対し、編集者チョイスではなく単純なセールスでランキングしたリストも存在します。
米ビルボード誌が発表している「GREATEST OF ALL TIME 200 ALBUMS」です。
なんと、このリストにはローリングストーン誌が選ぶ作品が一枚も入ってません!
これも、さっそく見ていきましょう。
1位.『21』/アデル
2位.『サウンド・オブ・ミュージック』/映画サウンドトラック
3位.『スリラー』/マイケル・ジャクソン
4位.『フィアレス』/テイラー・スウィフト
5位.『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』/ブルース・スプリングスティーン
6位.『ロッピン・ザ・ウィンド』/ガース・ブルックス
7位.『ジャグド・リトル・ピル』/アラニス・モリセット
8位.『ドクトル・ジバゴ』/映画サウンドトラック
9位.『オール・ザ・ライト・リーズンズ』/ニッケルバック
10位.『つづれおり』/キャロル・キング
「う~~む」と唸ってしまうのは自分だけでしょうか。
隠れキャラがひょっこり現れたような『ドクトル・ジバゴ』!?
このランキングは過去50年以上のアルバム総売上枚数、デジタルダウンロード数、Spotify等のストリーミング回数等を集計したデータのようです。
つまり現実には、これらのアルバムが世界中で良~く聴かれている、と。
ただ、多くのロックファンには肩透かしのような作品群だと思います!
「クイーンはどうした」「ピンク・フロイドはどこへ」「ツェッペリンがないぞ」etc、ブーブー抗議が聞こえて来そうです(笑)。
つまりこれがポップイズムという考えに近いんでしょうか?
Popismの定義って良く分かりませんけど、映画サウンドトラックはロックじゃないし、結局現実に広く聴かれているものはロックを含めたさまざまなジャンルですよね。
職業作家が作ろうが、ロックバンドが作ろうが、いい曲はいいって感じで・・・。
いや「俺はロック一筋だぜ!」というアナタ。
子供の頃は意外とTV主題歌とか、アイドル歌謡とか聴いてませんでしたかぁ(о´∀`о)?
う~ん、でも
それにつけても
アデルのすごさよ!