「ビッグ・イン・ジャパン」という言葉がありますよね。
要するに日本でしか売れてない洋楽ミュージシャンのこと・・・。
その代表的なものに
・ベンチャーズ
・ディープ・パープル(及びそのファミリー)
・イングヴェイ・マルムスティーン
・ランナウェイズ
等があげられるようですが、
日本で根強い人気のあるキング・クリムゾンなんかも、アメリカに限って言えば、結構無名っぽいそうですね。
さて、それとは逆に「スモール・イン・ジャパン」。
(日本で売れてないけど、世界的に著名なミュージシャン)
wikipediaによると
・ザ・フー
・グレイトフル・デッド
・AC/DC
等が該当するらしいですが、
んっ? 結構なビッグネームですよね?
自分が考えるスモール・イン・ジャパンの代表者といえば、なんといってもこの人、ガース・ブルックス!
ガース・ブルックス(Garth Brooks)
1962年2月7日生まれ(56歳)
出身/オクラホマ州タルサ
職業/歌手、ソングライター
ジャンル/カントリー、カントリー・ポップ、カントリー・ロック
ガースブルックスは「世界で最も有名なカントリー歌手」とも呼ばれていて、アメリカ国内だけでアルバムの売り上げ1億2800万枚以上を記録しています。
(彼以外で1億枚以上のアルバム売り上げを達成しているのは、「プレスリー」「ビートルズ」「ツェッペリン」「イーグルス」のみ)
極言すれば世界5大アーティストともいえるガースですけど、カントリーってだけで日本では門前払いだし、容貌もパッとしないし、日本で売れる要素がないと言っちゃあ、それまでなんでしょうが…(笑)。
しかし人気があるというのは、彼にたくさんの魅力があるわけで…
そこに少しでも触れられたらと思い、ガースのナンバーを一曲紹介します。
Friends In Low Places/Garth Brooks
『フレンズ・イン・ロー・プレイス』/ガース・ブルックス
2014年9月7日/オールステート・アリーナ(シカゴ)
歌詞の内容は・・・
自分より金持ちの男を選んだ元カノの結婚披露宴(?)に乗り込んで、傍若無人な振る舞いをするという、大人げな~いものです(笑)。
出だしはこんな感じ・・・
(悪ぃなあ、育ちが悪くてよぉ)
(フォーマルな席に、ブーツ姿で現れてさ)
(金持ち野郎を恨んでなんかないぜ)
(今一緒にシャンパンで乾杯したところさ)
(奴は驚いてたがな)
主人公はこんな傲慢無礼な行動をどんどんヤラかします( ̄▽ ̄;)
で、サビはこんな感じ・・・
(俺の友達は、下流の連中ばかりでさ)
(ウイスキーやビールを飲むしかねえんだよ)
(礼儀作法なんて知らないんだよなあ)
(何といっても、ほら、下流の連中だからよ)
ガース・ブルックスの音楽の特徴は、カントリーにロックを取り入れたところにあるそうですが、歌詞もなんだかロックに溢れちゃってますよね。
彼にもし、スモール・イン・ジャパンについて質問したら
「悪ぃなあ、下流なもんで。日本じゃ売れなくてよ~」
とか言いそうな・・・ ( ̄ー ̄)
ガース・ブルックスの代表曲としては他に「明日が来るなんて分からない。愛する人を大切にしよう」という内容の『イフ・トゥモロー・ネヴァー・カムズ(If Tomorrow Never Comes)』、「人生は運に任せろ」と歌う『ザ・ダンス(The Dance)』等が有名です。
1984年デビューのガース・ブルックスは2001年に一時引退していましたが、近年積極的な活動を行っており、来年にはニューアルバムを発表予定です。
日本で売れようが、売れまいが・・・
GOGO~!ガース・ブルックス!!!