Bebe Rexha『All Your Fault Pt. 1』レビュー | Baby you a song

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 ビービー・レクサのアルバムレビュー。
セカンドEPの『All Your Fault Pt. 1』です。

 

オール・ユア・フォールト・パート.1/ビービー・レクサ
(All Your Fault Pt. 1/Bebe Rexha)

ビービーレクサ

1. Atmosphere
2. I Got You
3. Small Doses
4. F.F.F. (featuring G-Eazy)
5. Gateway Drug
6. Bad Bitch(featuring Ty Dolla $ign)

 

 前作『I Don't Wanna Grow Up』に引き続き、
「ファック・フェイク・フレンズ(F.F.F.)」(最低のニセ友達)
「ゲートウェイ・ドラッグ」(入門薬物)
「バッド・ビッチ」(クソ女)

など、ビービー節が炸裂しますが、全体的には、ルーツのアルバニアを感じさせるエキゾチックな印象もする一枚です。

 

なんていえばいいんでしょう。
デュア・リパとか、リタ・オラとか、
ちょっとアメリカ文化圏にはない東欧民族的テイストといいますか・・・。

(ロマ音楽? タラバとか?)

 

 このEPが発表される前年には「In the Name of Love(with Martin Garrix)」が結構なヒットをしましたが、このアルバムに収録されていないんですね。
featuringとかwithとかのクレジットの場合、どっちのアーティストのアルバムに入るかって、何か法則あるんでしょうか?

 

 ただこの『All Your Fault Pt. 1』の中ではシングル「I Got You」がソロアーティストとしては過去NO1のヒットを記録しています。
「I Got You」のニュアンスはなんといえば良いんでしょう。
「了解だよ」みたいなイメージが一番合ってる気がします。

 

「I'd do the time for you」
(あなたのためなら、服役したっていい)
「Tell a lie for you」
(あなたのためなら、嘘をついたっていい)
「Take a shot for you」
(あなたのためなら、銃を撃ったっていい)
「I'd die for you」
(あなたのためなら、死んだっていいんだよ)
「I got you, I got you」
(了解だよ、わかってるよ)

 

 無償の愛といいますか、決してこの曲は単純に男女のことを歌っているのではないと思います。
英語の「Love」の本来的な意味を感じますね。

 

 ロシアでのライヴの映像があるんですが、この曲が始まった時、思わず涙ぐむ女性や「We got you, Bebe」というメッセージの紙を示す人の姿がとても印象的で、よく覚えています。

 

(「Europa Plus LIVE」ルジニキ・スタジアム(モスクワ)/デュア・リパも出演♪)