jb23ジムニー エンジンが かかりにくい | くるまの整備・鈑金屋さん 

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今年初投稿、もう松も開けてしまいましたね。
今回の修理事例 朝一でエンジンがかかりにくいという症状のジムニーjb23ジムニーを見て欲しいということでお車をお預かり。
セルを長く回さないと冷寒時エンジンがかかりません。
何となくプラグが悪そうと予想
使用限度の距離数を越えていました。やはり電極が減っていて、エアクリーナとセットで交換
交換後、冷えた状態に始動すると、かかりは良くなるけど、スターターの回りも弱い気がします。
バッテリーは新しいので、セルを外して状態を見ていきましょう
 
at車ジムニーのスターターははずすのがメンドクサイ           少し難易度たかし氏
 
オルタネーターを外すとセルが外しやすくなりますよ。
隙間からセルのみを脱着している動画を見かけました。    強者ですね
マニュアル車だと、下から抜けた気がします
ででーん    取れました。    整備士さんは割とリビルド品にサクッと交換してしまいますよね。
セルモーターに関しては、作りが簡単で清掃とブラシ交換で直ってしまうのがほとんどですから、なるべくは、バラして修理することをオススメします。
スキルアップにもなりますし、失敗してもリカバリーが楽で、粗利もあります
軽自動車のセル構成部品点数は少ないですから修理は楽勝? 
スズキは同じようなセルの構造
 
ブラシやブラシセットも部品代が安いです。
中には恥垢が溜まってます
ヒャッハーッ!汚物は勿論クリーニングで御座います。
ブラシの減り、汚れ、接点異常でセルモーターの回りが弱くなります。
コンミテーターを研磨清掃
ブラシも交換
ベルトサンダーで接続を外し、ハンダで配線を再び繋げます
 
ベルトサンダーはホントに便利
配線を通し ここにハンダを流し込めばOK
付けすぎると、ブラシの動きを干渉しますので注意
 
盛りすぎたので少し研磨
あとは逆戻し、点検すると始動良好
寒冷地用に一回り大きなバッテリーの55bあたりに変えると更にセルの勢いも増すでしょう。
 
セルのみを上から外せるメリットがあるので、交換作業でリフトを利用しない場合、オルタネーターを外して交換した方がイライラが少ないと思います。
 
 
 

 

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